出羽三山神社・善寳寺・荘内神社「つるおか祈りプロジェクト」 爽やかな香りの「御朱印」頒布
鶴岡市の出羽三山神社と善寳寺、荘内神社でつくる「つるおか三寺社祈りプロジェクト」(担当・石原和香子荘内神社権禰宜)は、爽やかな香りがする「御朱印」を作った。神社と寺院が宗教の垣根を越えて手を結び香りがする御朱印を仕上げたのは全国で初めて。1日から3寺社で頒布を始める。
御朱印を持つ「祈りプロジェクト」の関係者。1日から頒布を開始
「月山和紙」に3寺社の文字揮ごう
3寺社共通の御朱印と香りを付けるスプレー
コロナ禍で世界情勢が不安定な中、「祈りの心」を発信しようと一昨年、山の神・出羽三山神社と海の神・善寳寺、城下の神・荘内神社が互いに手を組んだ。その活動の一つとして2020年に3寺社共通の御朱印1500枚を作り、コロナ禍で参拝できない全国の人に郵送した。
今回は西川町で400年の歴史を持つ手すきの和紙「月山和紙」に3寺社の文字を揮ごう。香りは愛知県のアロマセラピストに依頼し、山の豊かな香り(出羽三山神社)、海の爽やかな香り(善寳寺)、花の優しい香り(荘内神社)をそれぞれイメージして調合してもらった。香り付けは御朱印をもらうときにスプレーで吹きかける。クリアファイルに入れると約2週間は持つという。
鶴岡市馬場町の荘内神社で30日に行われた発表会には、3寺社の関係者や月山和紙の職人が出席。御朱印の香りを嗅ぎ「とても心が落ち着く」「それぞれ香りが違い、参拝したような気持ちにもなる」と感想を語った。
石原権禰宜は「お香や匂い袋のお守りをヒントに香りがする御朱印を考えてみた。3寺社それぞれの香りを楽しみながら参拝してもらえれば」と話していた。 御朱印頒布は2000円。参拝する順番は自由。3寺社ごとに香りを吹き付ける。
関連記事
大編成で迫力の演奏 「弁慶記」吹奏楽
「弁慶記」吹奏楽プロジェクト演奏会(実行委員会主催)が1日、和歌山県田辺市新屋敷町の紀南文化会館であった。70人の大編成による迫力のある演奏で、多くの聴衆を魅了した。 「弁慶記」は、田辺市出...
一流騎手らの貴重な品々 ノーザンホースパークがオークション 8日まで
苫小牧市美沢のノーザンホースパークは8日まで、チャリティーオークションをオンライン開催している。今回も中央競馬の一流騎手や調教師らがグッズなど計13点を出品。リスグラシューが宝塚記念(G1)優勝時に...
バニラ栽培に「可能性」 開花、さや育成成功 プロジェクト中間報告会 帯広
アイスクリームやケーキなどの香料に使われるバニラの栽培を目指す「とかちバニラプロジェクト」の中間報告会が11月27日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。プロジェクト発起人の佐々木直美さん(帯...
寒風が甘さ引き出す ミキヤ青果で干し柿作り最盛【宇部】
宇部市恩田町5丁目のミキヤ青果(柏村住美江代表)で、干し柿作りがピークを迎えている。1本の縄に5個を下げ、現在は計400個を天日干し。軒下で風に揺れるさまは、冬に向けたこの時期の風物詩となっ...