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奄美の合唱団「ラ・メール」解散 結成33年、島内外に歌声響かせる コロナ下・高齢化で決断

33年の歴史に幕を閉じた女声合唱団「ラ・メール」=29日、鹿児島県奄美市名瀬

 鹿児島県奄美市を中心に活動する女声合唱団「ラ・メール」(築島成子主宰)の卒団式が29日、同市の名瀬カトリックセンターであり、結成から33年の歴史に幕を閉じた。築島主宰は「団員の皆さんからいろんなことを学ばせていただいた。30年以上続いた原動力は一人一人の努力のたまものです」と長年の活動を振り返り、団員ら約20人に卒団証書を手渡した。

 同団は1989年結成。島内の女性らが集い、週1回の練習を続けてきた。2年に一度の「ラ・メール感謝の夕べ」や奄美群島復帰記念コンサートなど島内のイベントで歌声を披露したほか、鹿児島や台湾にも発表の場を広げた。音楽を通した奄美の魅力発信や文化交流への貢献が認められ、2021年度あまみ地域づくり褒賞も受賞した。

 近年は団員が高齢化・減少し、新型コロナウイルスの影響で活動の場も無くなったことから解散が決定。卒団式では団員らが指導者として長年尽力した築島主宰に感謝を伝えた。最後は全員で思い出の曲を合唱し、築島主宰が作詞作曲した「奄美わがふるさと」など計5曲を気持ちを込めて歌った。

 親子3代で同団に25年間所属していた大久保由美子さん(58)は「団では人生の先輩方からいろいろなことを教わった。(卒団後も)歌や団員との交流を続けていきたい」と話した。

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