「電話お願い手帳」贈呈　石垣市、竹富町と両社協へ　ＮＴＴ沖縄支店

　ＮＴＴ西日本沖縄支店（古江健太郎支店長）は29日、2022年版「電話お願い手帳」を石垣市と竹富町、両市町の社会福祉協議会へ贈呈した。

　「電話お願い手帳」は視覚・聴覚障がい者が外出先で電話連絡を行う際に、用件や連絡先を書いて協力をお願いするためのコミュニケーションツール。1983年に発行されて以来、毎年全国の各自治体などに贈呈を続けており、ことしで40回目を迎える。

　今回は石垣市へ25冊、竹富町へ10冊、与那国町へ3冊、県全体で合計580冊を贈呈。このほかアプリ版がダウンロードできるウェブ版ポスターやチラシも配布した。

　同日午前には竹富町役場で贈呈式が行われ、同支店の小柳貴司事業推進室長が大浜知司副町長と竹社協の大城正明会長に手帳などを手渡した。

　小柳室長は「長年ご愛用いただきうれしく思う。我々も人と人とをつなぐコミュニケーションを大事にしていきたい。これからもより多くの方に安心してご利用いただくよう努めたい」とあいさつした。

　大浜副町長は「竹富町にも目を向けてもらい感謝したい。手帳を活用し町民の福祉向上につなげたい」、大城会長は「継続は力。原点に立ち返って貢献したいという思いが伝わる」とそれぞれ感謝した。

　同日午後には石垣市役所でも贈呈式を行った。