4月2日角界入り、林兄弟しこ名決まる 地元関係者ら壮行会 長野県

壮行会でお世話になった地元の商店街の関係者らと写真に納まる林琉さん(前列左)と林玲さん(前列右)
長野県岡谷市出身で、4月2日に大相撲の二所ノ関部屋(茨城県)に入門する双子兄弟、林琉さん(15)と玲さん(15)=ともに木曽町中学校3年=の壮行会が29日、同市中央町の童画館通り商店街ふれあいホールで開かれた。琉さんは「林龍寛太郎」、玲さんは「林虎寛一」とそれぞれしこ名も決定。2人はお世話になった地元関係者に「小さい頃からの夢である横綱を目指したい」と力強く語った。
2人は同市岡谷田中小学校在籍時から、大関御嶽海関=木曽郡上松町出身=も所属した木曽少年相撲クラブに通い、卒業後は木曽町中に進学して中学相撲で活躍。昨秋に荒磯部屋(現二所ノ関部屋)の稽古に参加し、入門を決めた。同部屋は名字をしこ名にすることから、それぞれ名字に「龍」と「虎」を付け、二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)の本名から「寛」の一字をもらった。
壮行会には、2人の実家が営む時計店が加盟する市童画館通り商業会の関係者らが集まり、兄弟を激励。商業会顧問の草間吉幸さん(74)は「小さい時から見守ってきたので心配もあるが、立派な関取になって帰ってきてほしい」と期待。父健一さん(53)は「岡谷市や木曽町の方々が応援してくれている。長野県を元気にするような力士になってほしい」と話した。
この日は、同市の今井竜五市長への表敬訪問も行い、今井市長は「岡谷市 にとってうれしい話題。2人の活躍を願って岡谷から一生懸命応援する」とエールを送った。
今後は、4月4日の新弟子検査を受け、5月8日から始まる大相撲五月場所(両国国技館)の番付に載り土俵に上がる予定。
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