秋の一斉公開に向けて調査を進める諏訪神仏プロジェクトの調査部会=昨年9月14日、岡谷市の平福寺で
諏訪神社(現・諏訪大社)に付属していた神宮寺由来の仏像などを一斉公開する今秋の「諏訪神仏プロジェクト」(10月1日~11月27日)を支援する賛助会が近く発足する。一斉公開の前後日に諏訪大社上社本宮(長野県諏訪市)、下社秋宮(下諏訪町)で神職が神事、僧侶が神前読経を行う奉告祭が催行されるが、賛助会も深く関わる。
奉告祭は一斉公開前日の9月30日に本宮、11月28日に秋宮で行われる。いずれも僧侶行列があり、大社の敷地の外から歩いて境内に入り、奉告祭に臨む。
賛助会は僧侶行列を主催するほか、一斉公開に関連する各種事業に協力する。終了後も地域の歴史的文化遺産の保護活用に取り組む。会長は佐久秀幸長野日報社会長、名誉顧問は今井誠諏訪信用金庫理事長、事務局長は大石壮太郎テンホウ・フーズ社長、事務局はヤツガタケシゴトニン(原村)が担う。
28日には同プロジェクトの第3回拡大役員会が諏訪市内で行われ、賛助会の発足や各部会の活動状況の報告があった。一斉公開する仏像や仏画などの調査は調査部会が進めている。調査結果を基に一斉公開に合わせて参加寺社などを紹介するリーフレットや解説用の冊子などを作成する方針。
同プロジェクト実行委員会の高見俊樹事務局長は「諏訪大社の御柱祭が終わると、神仏プロ ジェクトへの関心は一層高まると思う。この時期にしか公開しない仏像もある。秋の一斉公開まで引き続き準備を進めていきたい」と話している。
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