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民家に希少なケナガネズミ 奄美市名瀬 市街地の珍客に「びっくり」

民家に現れたケナガネズミ=24日、奄美市名瀬(有馬美加代さん提供)

 世界自然遺産に登録された鹿児島県奄美大島の民家に、国の天然記念物ケナガネズミが現れた。希少な動物がすむ森から離れた市街地の珍客に、住民は「ただの大きいネズミかと思ったら、貴重な生き物でびっくりした」と目を丸くした。ケナガネズミは駆け付けた環境省の職員が捕まえて、山へ返した。

 24日午後11時ごろ、奄美市名瀬朝仁町の有馬美加代さん(48)が自宅のベランダで、クーラーボックスの上に座っているネズミを見つけた。バスタオルで追い払おうとしても全く動じず、パラソル型の物干しに乗ってポールを上ったり下りたり、洗濯物をかじってみたりと愛嬌を振りまいた。

 「よく見たら顔がかわいいし、しっぽに毛が生えていて先が真っ白。これ何だろうと思って」と有馬さん。生き物に詳しい奄美マングースバスターズの知人に写真と動画を送ったところ、ケナガネズミと分かり、奄美野生生物保護センターへ連絡した。

 ケナガネズミは奄美大島と徳之島、沖縄島の固有種。体の大きさが20~30㌢と国内最大のネズミの仲間。尾が胴体より長く、先の半分は白いのが特徴。背中の長い剛毛が名前の由来。夜行性で主に樹上で生活している。

 駆け付けた同センターの田口知宏国立公園管理官は「民家に出てくるのは珍しい」と驚いた様子。ケナガネズミは種の保存法で国内希少種に指定された絶滅危惧種で、捕獲したりするのは禁止されている。「同じようなことがあれば、保護センターに連絡してほしい」と呼び掛けた。

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