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海洋展示館がリニューアル 奄美市 飼育数倍増、海の魅力体感

奄美の海の生き物が泳ぐアイキャッチ水槽を興味深げに見学する親子=24日、奄美市名瀬

 鹿児島県奄美市が同市名瀬の大浜海浜公園で進めていた奄美海洋展示館の改修工事がこのほど終了し、24日、現地でリニューアルセレモニーが開かれた。総事業費1億5900万円を投じて横幅3メートルのアイキャッチ水槽や壁面の汽車窓水槽、大型スクリーンなどを新設。飼育展示数は従来の2倍の約100種類となり、これまで以上に奄美の海にすむ生き物を間近に見たり海と人との関わりを楽しく学んだりできる。

 同館は1998年5月にオープンした。大規模改修は初めてで、施設の老朽化対策や増加する観光客の受け入れ態勢整備が目的。昨年11月に着工し、今月完工した。紬観光課によると、新型コロナウイルス前は年間約4万5000人が訪れていたという。

 鉄筋コンクリート造2階建てのうち、1、2階の展示室(延べ560・89平方メートル)を大幅に刷新した。1階アクアリウムエリアでまず目につくアイキャッチ水槽では、ニシキヤッコやカンムリベラなどを展示。飼育が難しいとされる生きたサンゴ(ミドリイシ)、新種の可能性があるミズクラゲ属の一種、国内初確認とみられるウツボなど貴重な生き物も多く、未知の可能性を秘めた奄美の海の魅力を体感できる。

 セレモニーで安田壮平市長(代読)は「『学び、遊び、体験』のテーマの下、これまで以上に多くの人に親しまれるよう整備した。子どもたちの歓声が聞こえるような施設にしたい」とあいさつした。

 テープカット後、会場に招待された小宿幼稚園の園児たちは早速ウミガメに餌をあげたり、水槽を興味深そうにのぞき込んだりする姿が見られた。秋山結斗君(6)は「魚を見るのが好き。楽しかった」と話した。

 開館時間は午前9時半から午後6時まで(最終入館は午後5時半)。年末年始休館。利用料金は大人500円、小・中学生300円、4歳以上100円、3歳以下無料。

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