全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

「感動をありがとう」 アルプス席奄美一丸 甲子園で大島カラー躍動

緑色のジャンパーや帽子で一塁側アルプス席を大島カラーに染め上げた鹿児島県立大島高校の関係者ら=23日、甲子園

 「感動をありがとう」―。第94回選抜高校野球大会は23日、明秀日立(茨城)戦に臨む大島(鹿児島県奄美市)を応援しようと、大島高校の生徒や教職員、卒業生らが甲子園一塁側アルプス席に詰め掛けた。吹奏楽演奏に合わせてメガホンを打ち鳴らし、手踊りも飛び出すなど奄美一丸の応援を選手たちに届けた。

 試合開始の1時間半ほど前になると、大島応援を象徴する緑色のジャンパーや帽子姿の人たちが、アルプス席入り口付近に並び始めた。開場と同時になだれ込み、最前列から後方までを広く「大島カラー」に染め上げた。

 今大会は新型コロナウイルス感染予防のため声援が禁止。大島が序盤から少しずつ点を失う苦しい試合展開を強いられる中、観衆は祈るようにグラウンドを見詰め、選手が守備でアウトを奪い、攻撃で出塁する度にメガホンをたたいて激励した。

 迎えた最終九回表、大島が連打と四球で満塁の好機をつくると、アルプス席の盛り上がりは最高潮に。無得点に終わったものの、最後まで戦い抜いた大島ナインへの拍手は鳴りやまず、明秀日立に対しても盛大な拍手を送って勝利をたたえた。

 学校応援団として観戦した大島高2年の田代豊秀さん(17)は「戦う野球部から勇気をもらった。『感動をありがとう』と伝えたい」、藤田にのはさん(17)は「吹奏楽演奏で奄美の音楽も流れていて、球場に〝奄美大島感〟が漂っていた」と振り返った。

 アルプス席最前列近くには、現野球部員とともにプレーした同部OBの姿も。今年卒業した川原海弥さん(18)は「点差が開いたけど、九回の粘りには感動した」、1学年上の根釜雄樹さん(19)は「後輩たちに甲子園まで連れてきてもらえて、純粋にうれしい」と話し、強豪を相手に奮闘した部員らをねぎらった。

関連記事

紀伊民報社

「イノブターダービー」中止 飼育数減少が影響

 和歌山県すさみ町のすさみ海水浴場で毎年5月3日に開かれている「イノブータン王国建国祭」の名物イベント「イノブタダービー」が、今年は中止されることが分かった。主催の実行委員会は「イノブタの飼育数...

マンガリッツァ豚と旬のアスパラ 幕別の味、一緒に食べて

 幕別町内で生産される「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」と北王農林(藤原壽美社長)の旬のアスパラガスのコラボ商品が4月末まで、オンラインショップで販売されている。  マンガリッツァ豚は、ハンガ...

荘内日報社

「SVリーグ」に参入決定!! “世界最高峰”目指し新設「ファンと共に戦う」 ラ..

 ジャパンバレーボールリーグ(JVL)は17日、都内で会見を開き、10月に開幕するトップリーグ「大同生命SVリーグ」男女のリーグ編成を発表した。先にSVクラブライセンスの交付を受けていた、酒田市を拠点...

宇部日報社

市が新たに電動自転車20台導入 シェアサイクル実証事業 観光客の需要を見..

 山口市は15日、2020年から行っているシェアサイクル実証事業で、新たに電動自転車20台を導入した。市民からの要望に加え、米有力紙の特集「今年行くべき旅行地52選」に選ばれたこともあり、国内...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク