全国郷土紙連合

全国11新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

荘内日報社

沖海月の須田料理長 寒ダラのタラコ素材に完成 逸品「出羽唐墨」 庄内北前御膳の小鉢に

 鶴岡市の加茂水族館・魚匠ダイニング沖海月の須田剛史料理長が今年1月から寒ダラのタラコを素材に仕込んだ「出羽唐墨(からすみ)」が完成した。塩漬けや本漬けなどの工程を経て仕上げたもので、レストランメニュー「庄内北前御膳」の小鉢料理などに使う。

奥深い味わいに仕上がった「出羽唐墨」

 タラコは旬を迎えたメスの寒ダラから取り出し、10日間かけて丁寧に血抜きをした後、約6週間にわたって塩蔵加工した。その後、塩抜きして酒、コンブ、塩を入れて5日間本漬けに。さらに3週間、天日干しを繰り返し、最後に西京味噌で塩分にまろやかさを出した。

 須田料理長がタラコのカラスミに挑戦したのは初めて。「ボラと違って水分が多く、最初はうまくいくかどうか不安だった」というが味わい深い逸品に仕上がった。仕込みの工程では特に血抜きや塩加減が難しかったという。

 完成した「出羽唐墨」は10本。1本ずつ真空パックしているが、今年は一般販売をせずにレストランの小鉢料理に使ったり、お造りに添える。

 須田料理長は「お茶漬けに入れてもいいかもしれない。カラスミは庄内藩の時代から縁起物として食べられてきた歴史がある。レストランのお客さんに説明しながら庄内の味覚をアピールしたい」と話していた。来年に一般販売できるよう、より多くのタラコを用意して仕込むことにしている。

タラコのカラスミをスライスする須田料理長

関連記事

豚丼全国へギフト開発 帯広物産協と会員2社

 帯広物産協会が進める「100年豚丼プロジェクト」が新たな展開を見せている。全国に向け、豚丼の魅力を発信しようと、会員企業と連携し、ギフト用に本格的な豚丼セットを開発した。中元シーズンに合わせ売り...

長野日報社

長野県富士見町産ブドウ使用 スパークリングワイン来月販売開始

 サントリー(東京)は、長野県富士見町で収穫したブドウを原料に同社塩尻ワイナリー(塩尻市)で醸造したスパークリングワインのファーストビンテージ「信州富士見町産甲州ブリュット2022」を、8月5...

夏のギフトに「蒲郡温室みかん」 出荷の最盛期

 蒲郡市で「蒲郡温室みかん」が出荷の最盛期を迎えた。夏の果物として定着し贈答品として需要が高い。4日、同市神ノ郷町のJA蒲郡市総合集出荷場でミカンの箱詰め作業があった。  全国のハウスミカン...

竹富島クルマエビを提供 万博スシローで新メニューに

 ユーグレナ竹富エビ養殖㈱(新田長男代表取締役、以下竹富エビ養殖)が生産するクルマエビが大阪・関西万博で営業中の「スシロー未来型万博店」の新メニューとして採用され、2日から提供が始まった。商...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク