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紀伊民報社

ロボットが空港内を案内 高速・大容量通信を活用

実証実験で空港内を案内するロボット(和歌山県白浜町の南紀白浜空港で)

 南紀白浜エアポート(和歌山県白浜町)やNEC(東京都)が、高速・大容量通信の第5世代(5G)ネットワークを使う実証実験を南紀白浜空港で始めた。来訪者の案内にロボットを用いたり、日々の点検業務に眼鏡型の特殊な端末を取り入れたりする。両社は「デジタルの力で省人化や生産性の向上を目指したい」と話している。

 空港ビル内に配備するロボットは電子看板を持つ自走型の2台で、遠隔操作もできる。来訪者がロボットに付いている案内用タブレットを押すと、トイレや売店、チケットカウンターなどへ案内する。それぞれに担当区域があり、境界をまたぐ場合は、ロボット同士が情報をリレーする。複数のロボットを協調制御するために5Gネットワークが必要という。
 台数増加のほか、電子看板に文字を表示したり、音声で情報を伝えたりすることも技術的には可能という。案内だけでなく、清掃や警備の業務も担えないか検討していくとしている。
 眼鏡型の端末は「MR(複合現実)グラス」と呼ばれる。装着すると、実際に見ている情報に、距離や高さなどを3次元化したデータを重ね合わせて見ることができる。これを使うことで、空港周辺に高さ制限を超える建物や木などがないか、すぐ判断できるため、作業時間の短縮につながると期待している。
 実証実験の期間は来年3月末までだが、延長する可能性もあるという。ロボットメーカーのTHK▽建設コンサルタントのオリエンタルコンサルタンツ▽日本マイクロソフト▽凸版印刷―の各社(いずれも東京)も協力する。
 エアポート社の池田直隆さんは「人口減少に伴う人材不足という課題は、どの地方空港も同じ。今回の実証実験で何とか形にして、似た境遇の公共インフラへ広げたい」と展望を語った。
 ロボットの実験は22~25日の午前11時~正午と午後4時~5時に、一般公開する(25日は午前のみ)。

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