街を元気に、湯田中生徒と山口青年会議所がパネルアート 山口

パネルアートの制作に携わった美術部員たち(ホテルかめ福北側で)
湯田中(末永勝明校長)の生徒有志と山口青年会議所(北條榮太郎理事長)が制作していたSDGs(持続可能な開発目標)をイメージしたパネルアートが完成した。14日、パネルを取り付けたホテルかめ福(湯田温泉4丁目)北側の仮囲い前で除幕式が行われた。 長引く新型コロナ禍で落ち込む湯田温泉の街を元気づけようと企画。同校では生徒会と美術部員たちが中心となって進めた。 パネルにはSDGsが掲げる17の目標について、生徒たちが取り組みたいことをイラスト化して描き「好き嫌いせずに残食0」などの言葉を添えた。サイズは1枚縦120㌢、横136・5㌢。全18枚で構成される。パネルアート全体の長さは約30メートルに及ぶ大型の作品に仕上がった。 制作は美術部員が中心となって昨年12月から始めた。途中、コロナやテスト週間で部活動ができない時期もあったが、再開後は休日も作業時間に充てるなどした。隠し要素として、湯田温泉の白狐(びゃっこ)伝説にちなんだ白いキツネも小さく描いた。 また、パネルの上下には市内在住のイラストレーター・りおたさんが17の目標のロゴをアレンジしたイラストをあしらった。 式には同校の生徒と教職員、同会議所の会員など約60人が出席。来賓の伊藤和貴市長が祝辞を述べ、上野佳音(かおん)生徒会長(2年)と北條理事長があいさつした後、出席者たちがカウントダウンに合わせて幕を外した。 美術部の石田莉音(りおん)部長(2年)は「とても迫力があり、カラフルな作品になった。湯田の街がコロナに負けず、SDGsも広まれば。隠れたキツネも探してみてほしい」と話していた。 パネルアートは、ホテルかめ福の建て替え工事が終わる7月ごろまで飾られる。その後、パネルのみ湯田中の外壁に再設置される。
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