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長野日報社

諏訪大社御柱祭へ 綱打ち、心と技つなぐ 長野県

「さんまた」で力強く豊平・玉川地区の元綱をより上げる氏子たち=茅野市穴山の長円寺境内

 長野県諏訪地方の各地で12、13の両日、諏訪大社式年造営御柱大祭(御柱祭)の曳き綱を作る「綱打ち」が行われている。参加人数を制限するなど新型コロナウイルス感染症対策を講じながら、力を合わせて綱を打ち、間近に迫った大祭へ気持ちを高めている。

■本宮一 茅野市豊平・玉川

 上社御柱祭で本宮一を担当する茅野市の豊平・玉川地区は12日、玉川穴山の長円寺で元綱と2番綱を打った。両地区の氏子や、「穴山鳳鳴綱打保存会」の会員が参加。両地区ごと元綱と2番綱を1本ずつの計4本を50人ずつで打った。元綱は1束60本の荒縄を3束使い、長さは26メートル。車輪付きの道具「さんまた」を移動させながら作った。

 豊平地区の元綱の綱打ちでは「せーの」の掛け声に合わせ、氏子が呼吸を合わせてねじり上げた。同地区の元綱長、柳平裕紀さん(46)は「参加人数が少ないので、綱のよりが甘くならないよう気を付けた。無事にできてほっとしている」。

 穴山の綱匠を中心に伝統文化を継承しようと前回御柱祭で発足した同保存会の田中定善会長(74)は「本宮一の綱が打てるのは名誉なこと。きれいな綱が打てて大変うれしい」と話した。

■前宮一 諏訪市四賀・豊田

 前宮一を担当する諏訪市の四賀・豊田は12日、綱打ちを同市の旧東洋バルヴ諏訪工場跡地で行った。氏子約160人が参加。力を合わせて縄をより、元綱を打ち上げた。

 若い世代の氏子に綱打ち技術を受け継ぐとともに、20日を中心に行われる各地区の綱打ちに向けて技術を習得するための講習会として位置付けた。男綱を豊田、女綱を四賀が担当。保科文明さん(56)=四賀普門寺=、小泉俊郎さん(70)=豊田有賀=ら5人を講師に、長さ10間(約18メートル)の元綱2本を仕上げた。

 新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し、2016年の前回は約800人だった参加人数を大幅に制限。木やりや掛け声を最小限にとどめ、会場は静かな熱気に包まれた。

 四賀豊田御頭郷総代会の宮坂清会長(57)=四賀武津=は「立派な綱ができた。里曳きは私たちの力で曳けることを想定して、準備を進めたい」と話した。

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