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東日本大震災から11年 キャンドルともし冥福祈る 酒田光陵高 追悼イベント

 未曾有の被害をもたらした東日本大震災の発生から11年を迎えた11日夕、酒田光陵高校ビジネス流通科の1、2年生44人が企画した追悼イベント「キャンドルナイト2022」が酒田市の「光の湊」で行われ、手作りした約100個のキャンドルに火をともし、犠牲者の冥福を祈るとともに、被災地の復興を願った。

光陵高生が企画した追悼イベント。「1歩1歩」の文字が淡く浮かび上がった

 同科の生徒たちは昨夏から月1回程度、「マラマルシェ」と銘打った実習イベントを光の湊で開催している。このつながりを生かし今回、震災で得た教訓を次世代に引き継ごうと「1歩1歩 偲ぶ・結ぶ・進む」と称してキャンドルナイトを企画した。

 キャンドルは、企画に賛同した光の湊内の「月のみち」「ル・ポットフー」はじめ近隣の飲食店から提供してもらった使用済みの食用油と空き瓶を用い、同科2年の田代俊也さん(17)、佐藤玲音さん(17)、南佳樹さん(17)の3人を中心に生徒自ら制作。「震災当時は幼稚園年長。市内全域が停電になり、不安な気持ちで一夜を過ごした記憶がある。資源の大切さを伝えたい」(田代さん)という。

 光の湊A棟車寄せにキャンドルで「1歩1歩」と描き午後6時、米国のポップ歌手、チャーリー・プースさんの「Change」に合わせ一斉に点灯。「あの記憶を忘れない」などと書かれたプラカードを掲げた後、集まった人たちが静かに黙とうをささげた。

 田代さんは「チャーリーは『生きている以上、悲しいことはなくならない。それでも一歩一歩前に進んでいこう』と歌っている。コロナ禍、ウクライナ侵攻など今の時代にマッチしていると思い選曲した。被災した人たちの思いを未来につなぎたい」と話した。

 今回使用したキャンドルは、19(土)、20(日)の両日に開催する「マラマルシェ」の際、希望者に配布する。

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