新庁舎1期棟、お披露目 5月連休明けから利用開始【宇部】
式典後、新しい庁舎内を見学する関係者ら(12日午前11時10分)
宇部市が市役所北側に整備した新本庁舎1期棟の完成式典は12日、現地で開かれ、関係者約100人が出席し、テープカットなどで祝った。午後からは市民を対象にした見学会も行われる。
行政・議会機能を備える1期棟は、鉄筋コンクリート造り一部鉄骨の6階建てで、延べ床面積は約1万5800平方メートル。2階には宇部税務署が入居。税務署との一体整備は全国的にも珍しいという。1期棟の総工費は約78億円。
東西の壁面は、炭鉱の歴史を今に伝える宇部独特の「桃色れんが」をイメージしたデザインになっている。利用開始はゴールデンウイーク明けの5月6日から。税務署の移転は同月末になる。
式典で篠﨑圭二市長は「中心市街地のにぎわい創出の拠点とし、便利で市民に愛される庁舎となるよう職員一同努めていく」とあいさつ。続いて河崎運市議会議長、宇部税務署の市村満署長が式辞を述べた。
篠﨑市長から設計・施工業者の代表に感謝状が贈られた。村岡嗣政県知事ら4人が祝辞を寄せた。
8月から市役所の解体工事に着手し、跡地に市民活動機能を核にした2期棟を建設する。着工は23年夏ごろで、24年12月の完成を目指している。併せて広場の整備も進め、一連の工事は25年3月末に完了する予定。総事業費は約119億円を見込んでいる。
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