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北羽新報社

東日本大震災11年 被災地へ思い寄せ能代山本各地で祈り

地震が発生した午後2時46分に合わせ黙とうをささげる生徒(能代東中で)

 2万2千人を超える死者(震災関連死を含む)と行方不明者を出した東日本大震災。11年がたった今年も能代山本各地では11日、地域住民らが〝あの日〟を思い、黙とうをささげたり静かに手を合わせたりして犠牲者を悼んだ。小中学校では、担任教諭らが児童生徒に当時の被害や出来事などを語り、震災の教訓を忘れないように呼び掛けていた。

 能代市能代東中(平澤秀樹校長)では、1、2年生が13日に行われる卒業式の準備を進めていたが、地震が発生した午後2時46分に合わせ、作業を一時中断し、静かに黙とうをささげた。
 同校は「防災小説」や地域住民も参加した避難所開設訓練、学区内の危険箇所を示したオリジナルハザードマップ制作など特色ある防災教育を展開している。大倉史也君(2年)は「もし今後大きな地震が発生したらパニックになると思う。それでも家族や地域の人たちと助け合って避難できるように備えていきたい」と話した。四津谷咲里さん(同)は「停電のためにろうそくを囲んで家族と夕食を食べたことが忘れられない」と振り返り、「あの日は家族に助けられるだけだったけれど、これからは家族と協力して助け合う。ハザードマップ作りの経験を生かして、しっかり避難したい」と語った。
 防災教育担当の高橋毅教諭は「地域の中で何ができるかを意識させる内容で行ってきた。震災を知らない子どもたちが増えているが、授業以外にも折りに触れて当時のことを紹介するなど防災文化の継承に努めたい」とした。
 能代山本にも、たびたび被災地に足を運び、住民と触れ合いながらボランティア活動を続けてきた人たちがいる。新型コロナウイルス禍で現地に行きづらい状況が続くが、思いを変わらず寄せ続ける。
 藤里町藤琴の宝昌寺住職の新川泰道さん(52)は、被災直後から岩手県陸前高田市などの被災者に水や食料などの物資を届ける活動を始め、仮設住宅内の集会施設の充実、被災者のメンタルケアにも力を尽くした。当初は曹洞宗の僧侶のネットワークを基にした活動だったが、後に県曹洞宗青年会、ビハーラ秋田両組織による合同企画として被災地へのボランティアバスを計画。新川さん自身も毎年3月11日には現地法要に参加していた。
 昨年、今年と新型ウイルスの感染防止のため現地入りを控えたが、SNS(インターネット交流サイト)のやりとりで現地の様子を聞いており、「被災地に寄せる思いは途切れさせずにいたい。今後、顔を見るだけであっても足を運び続けたい」と話した。
 三種町浜田の清水愛子さん(78)は70、80代の「能山の陽気な4人組」として、平成23年10月から岩手県釜石市を訪れ、仮設住宅の訪問や集会所でのサロン活動などを毎年行ってきた。コロナ禍で現地入りを見送っているが、昨年12月のクリスマスには交流している約10人にペーパークラフトのツリーや銘菓、手紙を送り、電話でやりとりした。
 「高齢になり思うように体が動かなかったり、復興公営住宅に入ったものの近所の交流が乏しかったりし、寂しさを感じている人もいるが、『秋田の皆さんのことは忘れない』と言ってくれた」と清水さん。「コロナが落ち着けば電車を利用して行きたいし、電話やはがきでの交流はずっと続けたいと思っている。『応援している』という気持ちをずっと忘れずに過ごしたい」と話していた。

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