豪華なジビエに感激 豊頃中卒業生が特別会食
地元産食材を使った多彩な料理を堪能する生徒
豊頃中学校(吾妻昌三校長、生徒68人)を今春卒業する21人を対象とした「中学校卒業記念特別会食」が7日、豊頃町える夢館で開かれた。食肉加工・飲食業のELEZO社(町大津、佐々木章太代表)の協力の下、地場の農産物や海産物を使った豪華なコースが振る舞われた。
町外に進学する生徒に豊頃の良さを再認識してもらおうと、現在の学校給食センターの稼働(1998年4月)を受け、町教育委員会が99年3月に開始。これまで同センターの栄養士が考案した給食の提供だったが、今回初めて地元企業が協力した。
この日は生徒19人のほか、按田武町長、中川直幸教育長、担任教諭ら合わせて約30人が参加。会食の前に佐々木代表が「僕らの手掛ける食を皆さんに届けたかった」などと経緯を説明し、同社を紹介するプロモーションビデオ(PV)がスクリーンに映し出された。
会食のメニューは、アミューズ(つまみ)に「豊頃産 蝦夷鹿コンソメスープ」、前菜に「豊頃産 軍鶏と放牧豚のパテアンクルート」、温菜に「大津産 秋鮭の瞬間スモーク 豆のサラダ添え」、主菜に「蝦夷(えぞ)鹿ローストとサルシッチャ じゃがいものピューレ」、デザートに「大津産 ブランマンジェ」の5品。
食材には大津漁協(中村純也組合長)のサケや、町内の農事組合法人Jリード(井下英透代表)の牛乳に加え、豊頃産のジャガイモや豆などが使われている。
生徒らはナイフとフォークを使って特別な料理を堪能。最後に生徒の代表が「おいしく食べることができた。卒業後は自分たちの夢に向かって頑張る」と抱負を述べた。
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