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鶴岡で「マカオ給食の日」 ユネスコ食文化創造都市同士が交流

 鶴岡市内の全ての小中学校の給食で先月下旬から今月初めにかけ、中国・マカオの代表的な家庭料理を提供する「マカオ給食の日」が行われた。学校給食を通じた同じユネスコ食文化創造都市同士の交流の一環で、庄内産豚肉のひき肉や鶴岡特産のだだちゃ豆を使った「鶴岡風ミンチィ」を楽しんだ。

ユネスコ食文化創造都市の交流で「マカオ給食の日」に提供された「鶴岡風ミンチィ」

 ユネスコ食文化創造都市は現在、世界の49都市が認定されている。鶴岡市は2014年、マカオは17年の認定。マカオ政府観光局日本オフィスの代表だった榊原史博さんが鶴岡市出身の縁もあり、マカオ側から学校給食による交流事業の提案。鶴岡で調達できる食材を使ったマカオ料理を提供することになった。他の食文化創造都市に関する料理の給食提供は初の試み。

 マカオ料理のミンチィは、甘みのあるしょうゆで炒めたひき肉と、角切りにして揚げたジャガイモと目玉焼きを添えて食べるマカオ版「そぼろごはん」。これに、だだちゃ豆を加えて「鶴岡風」にした。

 先月22日と今月1、4、7日の4回に分けて市内の全小学生約5600人と中学生約3100人の児童生徒に提供。このうち、朝暘一小では7日に「マカオ給食の日」が行われ、1年生の芳賀英成君(7)は「お肉に入った具と卵がご飯に合ってとてもおいしくて、おかわりもした。また食べたい」、6年生の佐藤香都さん(11)と三谷孝介君(12)は「普段の給食とはまた違ったおいしさがあった」「ひき肉やジャガイモが柔らかくて、味が染み込んでいておいしかった」とそれぞれ感想を話した。

 給食に合わせて全児童生徒に、ユネスコ食文化創造都市や鶴岡とマカオの食文化などを紹介したランチョンマット(紙製カラーA3判サイズ)も配布された。市食文化創造都市推進課は「ユネスコ食文化創造都市の世界都市との交流のモデル的な取り組み。家庭でも食文化創造都市ならではの食を楽しむ機会の創出につなげていきたいと考え、子どもたちからはランチョンマットを自宅に持ち帰ってもらった」と話している。

マカオ料理のミンチィをおいしそうに食べる朝一小の児童たち=7日

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