グリーンスローモビリティ、30日で運行終了【宇部】

30日に運行を終える小型電動車(市役所前で)
宇部市中心市街地の公道を時速20㌔未満で走る小型電動車「グリーンスローモビリティ(グリスロ)」の運行が30日で終了する。市が地域住民や観光客の新たな移動手段を確保しようと、2019年の実証実験を経て20年9月に導入したが、利用者数は1日平均3・7人と振るわず、事業継続は困難と判断した。開始からわずか1年半での打ち切りとなる。
ゴルフカートに似たグリスロは環境への負荷が少なく狭い路地でも通行が可能。運賃は無料で定員は4人(運転席と助手席除く)。現在の乗車場所は宇部新川駅、市立図書館、尾中病院、市役所、常盤町1丁目スマイルマーケット(トキスマ)、ボスティビルド(まるき常盤通り店)の6カ所で、平日に1日4往復している。運行開始から今月4日までの利用者数は1275人で、1便当たりの平均は0・4人ほどと伸び悩んでいた。
市は19年に、国土交通省のグリスロ活用検討に向けた実証調査地域に選ばれ、同年10月末から12日間、実証実験を行った。市民ら延べ355人が利用し、乗車アンケートでは回答した人の約8割が導入を希望した。
そこで市は20年度に約660万円で車両1台を購入。運行開始以降は停留所の追加、運行ダイヤの改善などを図ったが、低速のため後続車の運行を優先させなければならないことや安全面を考慮して左折運行を基本とするため遠回りになるといった課題が残り、乗車した高齢者から車両の振動が強く乗り心地が悪いといった声も寄せられていた。コロナ禍による外出控えや、停車場所の一つであるトキスマの閉館も影響した。
運行は市交通局が行い、運行経費の半分は国の補助金で賄われているが、利用者の低迷に加え、今年度で国の補助が無くなることもあり事業終了を決めた。
市交通政策推進グループの羽根伸宏リーダーは「今後はイベント時にグリスロを貸し出すなど、活用の可能性を検討していきたい」としている。
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