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宇部日報社

不要の制服や学用品を無償提供 市とNPOが回収・再利用【宇部】

回収された市内の中学校、高校の制服(市民活動センター「青空」で)

 何かと出費がかさむ入学準備シーズンを迎えた。宇部市は、進学などで不要となった制服やかばん、習字セットなどの学用品を集め、希望者に無償で提供する取り組みを行っている。市廃棄物対策課によると、制服のリユース(再利用)事業は全国の自治体でも珍しいという。担当者は「成長期の子どもはすぐに制服のサイズが合わなくなる。子育て世帯の経済的負担の軽減につながれば」と利用を促す。

 制服や学用品は市内11カ所に設置された回収ボックスに寄せられ、新天町1丁目の市民活動センター「青空」で譲渡している。運営するNPO法人うべネットワークによると、今年度は2月末までに制服538点、学用品240点を回収し、譲渡分を除いても、制服はここ数年分と合わせて、約900点を扱っている。

 中学や高校の制服の価格は年々上昇しており、総務省統計局の小売物価統計調査によると、全国の男子用1着の平均価格は、2022年1月時点で3万6607円となっており、15年1月時点と比べて5246円値上がりした。

 うべネットワークの寺田裕美さんは「制服代は生活困窮世帯にかかわらず、家庭にとって大きな出費。多くの人に取り組みを知ってもらい、活用してもらえたら」と話す。

 卒業・入学シーズン前後の2、3月が最も利用者が多く、保護者からは「出費がきついので助かる」「ありがたい」などの声が寄せられているという。同法人では、回収ボックスに入れる前に、ペットの毛や染み、虫食いなどがないか確認するように呼び掛けている。

 前日までに予約が必要。開設時間は月、火、水曜日の午前10時~午後3時。毎月第3土曜日は通常、午後1~4時に開けているが、19日は公立高校の合格発表後の初の土曜日に当たるため、午前10時半~午後5時に時間を延長する。

 市内の児童・生徒の保護者のみ利用できる。子どもの身分証明書や保護者の本人確認ができるものを持参する。利用は1人に付き年度内2回までで、1回に付き制服3点、学用品2点まで受け取れる。

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