審判を迎え紅白戦に臨む選手たち＝５日、奄美市名瀬の県立大島高校グラウンド

　１８日に兵庫県の阪神甲子園球場で開幕する第９４回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会から一夜明けた５日、鹿児島県奄美市名瀬の県立大島高校野球部は、同校上部グラウンドで一日練習に臨んだ。初戦の相手が秋の関東大会優勝校の明秀日立（茨城）に決まり、「強いチームなので、より一層気持ちが引き締まった」と武田涼雅主将。対戦相手が決まったこともあり、選手らは普段以上に熱を入れて練習に臨んだ。

　午前８時半ごろ、前日の雨でぬかるんだグラウンドの整備からスタート。午前中は細かな修正を加えながら守備や打撃の練習に取り組み、昼食を挟んで午後１時すぎから約２時間は紅白戦に汗を流した。練習後には背番号が発表され、選手たちは甲子園で着用する新しいユニホームも受け取った。

　一行は６日、島内で最後の紅白戦を行い、９日に奄美を出発する予定。