
今秋の諏訪圏工業メッセの諏訪湖イベントホールでの開催に向けて意欲を見せた細田実行委員長(右)
長野県内最大の工業見本市「諏訪圏工業メッセ」の実行委員会は3日、今秋の開催について諏訪市の諏訪湖イベントホールに出展ブースを集め、広く来場を呼び掛ける従来型の展示会を10月13~15日に実施すると発表した。ウェブ展示商談会も10~12月に併せて行う。過去2年間は新型コロナウイルスの感染防止のため、ウェブ展示会のみだった。細田秀司実行委員長は「今年こそは従来の展示会を開催したい」と語った。
20年目の節目となる今年の工業メッセは、第5ステージ(2022~26年)の最初の年でテーマを「未来志向企業の創造」とした。安全安心な社会の実現、成長分野の展開促進、マッチング機会の拡大、国際競争力の強化の4項目を掲げた。会場内のゾーニングを改め、来場者を迎える従来の「待ち」の展示会から、商談の機会を増やして受発注を後押しする「攻め」の展示会への転換を図る。
このうちマッチング機会の拡大では、大手企業のニーズや国内バイヤー、ビジネスマッチングサイトの運営者を集め、地域企業との商談機能を強化する。成長分野への展開促進では、医療・ヘルスケア、環境・エネルギー、航空宇宙・次世代交通に関連したコーナーを設ける。
出展募集説明会は3月11日午後2時から諏訪市文化センターで行う。今回は350社450小間分を募集する。出展企業の審査の際にはSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを評価項目に追加する。小坂和夫推進本部長は「大手企業はSDGsへの取り組みが当たり前。諏訪の中小企業も大手と同じ目線、意識を持つ必要がある」とした。
新型コロナウイルスへの対応では、引き続き対策本部を設けて開催、中止を慎重に判断していく。最終の意思決定を8月10日とする。問い合わせはNPO諏訪圏ものづくり推進機構内の同実行委事務局(電話0266・54・2588)へ。
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