″大高頑張って″ ばあちゃんたちが手縫いの「お守り」 「甲子園に応援行けなくても気持ちを」

奄美大島介護事業所協議会から大島高校野球部に鶴文字の応援パネルと手縫いのお守りが贈られた=2日、奄美市名瀬
奄美大島介護事業所協議会は2日、春の選抜高校野球大会に出場する鹿児島県立大島高校野球部へ千羽鶴で作った応援パネルと手縫いのお守りを贈った。奄美市内の16事業所が協力。鶴文字プロジェクト実行委員会を立ち上げ、職員や施設利用者らが約3カ月かけて仕上げた作品を選手たちに届けた。
鶴文字の作品は8年前、同部が選抜大会に初出場した際、応援団がアルプスに浮かび上がらせた「結」の人文字をイメージ。7・5センチ四方の折り紙を使用し、スクールカラーの緑と紺の折り鶴約4千羽をつなぎ合わせて「DAIKO2022・3 結 KOUSHIEN」と記し、縦100センチ、横120センチの額縁に収めた。
実行委員長で発案者の中村千登勢さん(47)は「九州大会を配信で見ていた高齢者たちは、選手たちの活躍に涙を流して喜んでいた。応援に行くのは難しいが、熱い気持ちを作品で伝えられたら」と語った。
制作に携わり、贈呈の場にも立ち会ったデイケア利用者の朝良子さん(92)=奄美市名瀬=は、間近で見る選手たちの立派な体格に感嘆の声を漏らしつつ、「甲子園に行けるだけでうれしいの。ばあちゃんたちがこしらえたものですけど、力になったらなによりです。頑張ってください」と声を掛けていた。
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