名塚監督（右端）が見守る中、練習をこなす選手たち（おのサンサッカーパークで）

　２０２２年のサッカーＪ２リーグが１９日に開幕する。２０日にホームの維新みらいふスタジアムで初戦を迎えるレノファ山口は１５日、山陽小野田市のおのサンサッカーパークで午前と午後に練習。寒風が吹き付ける中でも、選手はメニューをしっかりこなした。 　　

　午前中は、ウオーミングアップのトレーニングを十分に行った後、ボールを使った練習に移行。攻撃側はボールを止めずワンタッチでパスを回し、守備側は連動してプレスをかけた。ピッチの３分の１程度のスペースを使い、１０対１０で攻守の素早い切り替えなどを意識した練習にも取り組んだ。 　　 　選手の新型コロナ感染で４日から９日まで活動休止となり、調整の遅れが懸念されたが、順調な仕上がりを見せていた。 　　 　練習後の記者会見で、名塚善寛監督は「目標はＪ１昇格。選手には全員でゴールを奪い、守備をする姿勢を求めている。しっかり戦う姿をサポーターに見せ、多くの勝利を届けたい」と今シーズンの目標を語った。 　　 　渡部博文主将は「開幕戦では昨年とは違う攻撃面の変化に気付いてもらえれば」とチームの成長に自信を見せ、プロ１年目のシーズンとなる橋本健人選手は「プロとして結果にこだわり、勝利に貢献したい。５ゴール１０アシストが目標」と意気込みを示した。 　　 　開幕戦で対戦するロアッソ熊本は１８年シーズン以来、４季ぶりのＪ２。過去の対戦成績は３勝２敗１分けとリードしているものの、渡部主将は「（Ｊ３優勝の）勢いだけではなく、自分たちの形があるかなり手ごわいチーム」と警戒する。注目の開幕戦は２０日午後１時半キックオフ。