バレンタインデーの１４日、男女問わず大切な人に花を贈る「フラワーバレンタイン」の特設会場が宇部市役所に開設され、花の生産者・市場・小売店で構成する山口花き地方卸売市場三者協議会が用意した花束が購入者に引き渡された。 　 　赤いバラやピンクのカーネーションなど、明るい色を基調とした県内産の花材約４０種類を使用。市内のフラワーショップ７店が、事前予約と当日購入分を合わせ、かわいらしさをイメージしながら約１８０点をラッピングした。 　 　会場では、花を手に取り、少し照れくさそうにはにかむ市民の姿も見られた。昼休憩の時間には、篠﨑圭二市長も受け取り会場を訪れ、妻と母のためにと花束を抱えて戻った。 　 　同協会は２０１８年度から「フラワーバレンタイン＆フラワーウオーク」の取り組みを始めた。同協会世話人の藤原恵子さんは「コロナで冠婚葬祭などが行えず、花を使う機会も減った。少しでも笑顔になってほしいと願いを込めながら花束を作った」と話した。 　 　売上金の一部は、県産パンジーなどの花苗セットとして、市内の福祉施設に贈られる。