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脱炭素社会へ実証実験 知名町 風力発電や電気自動車、観光に活用

知名町のメントマリ公園に設置された小型風力発電機=4日、同町

 2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指している鹿児島県知名町は、環境に配慮した観光振興へ向けた実証実験を開始した。小型風力発電機と電気自動車などを導入し、低炭素化を推進しながら交通手段の新しいシステムづくりに取り組んでいる。

 町の2021年度事業「環境・生活インフライノベーション事業」の一環。実証実験では風力で発電した電気を活用し、3月中旬ごろまで電気自動車や電動バイクなどを観光客に無料で貸し出す事業を展開。発電機の性能や利用客の動向などを調査し、脱炭素社会(ゼロカーボンシティ)実現へ向けた計画の策定に生かす。

 導入した設備は、小型風力発電機(定格出力9キロワット)1基、電気自動車1台、電動バイク2台、電動アシスト付き自転車2台など。総事業費は約4600万円。

 風力発電機は、同町のメントマリ公園内に蓄電設備とともに設置され、1月20日から稼働を開始。電動自動車などは、同町のおきえらぶフローラルホテルの宿泊客を対象に、2月1日から貸し出している。

 町企画振興課の担当者は「風力を使った発電、蓄電システムのランニングコストと、環境に配慮した観光振興によって得られるメリットのバランスを見極めながら実証実験に取り組みたい」と話した。

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