大島高 2度目のセンバツ決定 「甲子園8強」目指し

2度目の選抜高校野球大会出場決定の知らせを受け、喜ぶ大島高校野球部=28日午後、鹿児島県奄美市名瀬の同校
第94回選抜高校野球大会の出場校を決める選考委員会が28日、オンラインで開かれ、一般枠で鹿児島県立大島高校(奄美市名瀬)の出場が決まった。同校の選抜大会出場は「21世紀枠」で選ばれた2014年以来8年ぶり2度目。大会は兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で3月18日から13日間。組み合わせ抽選会は3月4日に行われる。
同日午後3時45分ごろ、日本高校野球連盟から出場決定を伝える電話を受けた黒木哲二校長(59)は、報道陣やOBら約40人が見守る中で「謹んでお受けいたします。ご推薦ありがとうございます」とお礼の言葉を述べた。電話を切るとガッツポーズし、野球部の塗木哲哉監督(54)らと握手を交わした。
その後、黒木校長は校内の多目的ホールを訪れ、待機していた野球部員に「皆さんは甲子園でベスト8の目標を掲げてきた。その舞台は整った。目標を実現し、行けるところまで駆け上がってほしい」とエールを送った。
塗木監督は「『甲子園でベスト8』という子どもたちの目標に挑戦できる権利を与えてくれたことがうれしい。甲子園で思い切り楽しむ自分たちの野球『エンジョイング・ベースボール』ができるよう、大会まで2カ月間頑張っていきたい」と意気込みを語った。
大島は昨秋の鹿児島県大会で離島勢初優勝。九州大会では延長再試合となった1回戦の大分舞鶴(大分)を接戦の末下すと、続く2回戦の興南(沖縄)は完封勝ち。有田工業(佐賀)との準決勝は、最大5点差をひっくり返し、決勝に勝ち上がった。決勝の九州国際大付属(福岡)には敗れたものの同校初となる準優勝。選抜大会は九州代表4枠での選出が確実視されていた。
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