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長野日報社

客足「まったく読めない」 長野県諏訪地方スキー場

29、30日も一定程度のにぎわいがあった富士見パノラマリゾート。後半の客足は「まったく読めない」という=30日午前11時40分、富士見町富士見

 長野県諏訪地方のスキー場は29、30の両日、全国的な新型コロナウイルス感染拡大の影響で客足が減りつつも、一部の施設では一定程度のにぎわいを保った。北京冬季五輪の開催でこの先ウインタースポーツの機運が高まるとの期待がある一方、感染拡大が収まらない現況から、「緊急事態宣言が出る状況になれば来場者は急減し、昨シーズンの二の舞になる」との懸念も。後半の客足は「まったく読めない」との声が聞かれる。

 首都圏からのアクセスの良さが売りの諏訪地方のスキー場。昨季は1都3県への緊急事態宣言発令を機に客足が遠のき、大きな痛手を受けた。

 富士見町の富士見パノラマリゾートは、昨年12月11日に今季の営業を開始した。感染状況が落ち着いていたこともあり、年末年始と1月8~10日の3連休中は連日2000人以上を集客。コロナ前の一昨季比で85%の水準にまで回復した。ただ、3連休後から減少気味となり、全てではないものの、団体利用の中止や延期も出始めている。

 ゴンドラの換気や乗車人数の制限、発券窓口やレストランでの飛沫防止対策などを徹底し、事前の健康チェックなど来場者への協力も呼び掛けている。30日、友人とスノーボードを楽しんだ横浜市の20代女性は「スキー場は密になりにくい。対策もされているので安心感がある」。雨宮和彦事業部長は「誘客宣伝には苦慮しているが、大自然の中で深呼吸してリフレッシュしてほしい思いがある。最大限の感染防止対策を講じてお客さまを迎えたい」と話す。

 29、30の両日は一定程度のにぎわいがあったが、2月に向けては不安を口にする。富士見パノラマのスキー客の約6割は首都圏から。「北京冬季五輪による効果は期待しているが、緊急事態宣言発令となれば客足は一気に減る」と感染動向に気をもみ、「今後の客足は読めない」とする。

 茅野市の車山高原スカイパークスキー場の吉池仁史支配人は、団体利用のキャンセルのほか、原油高の影響も出始めているとし、「(冬季五輪で)ウインタースポーツが盛り上がっている時に、第6波が沈静化してほしい」と願う。スキー場の中には先行き不透明な状況から、地元客らに平日の利用を呼び掛けていく動きも出始めている。

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