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感染拡大防止に期待 奄美空港に検査センター 新型コロナ

奄美空港3階に開設されたPCR検査センター=21日、鹿児島県奄美市笠利町

 鹿児島県奄美市笠利町の奄美空港に21日、PCR検査センターが開設された。提供する検査は、唾液採取による「PCR検査」と鼻腔拭い液による「抗原定性検査」の2種類。発熱などの症状がなく、新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者でなければ誰でも検査を受けることができる。鹿児島県在住者は今月31日まで無料。陰性証明として利用できる検査結果通知報告書もダウンロードして入手可能だ。

 検査センターは、住宅販売や介護事業を手掛ける木下グループ(本社・東京都)が県の要請を受けて設置した。同グループは全国各地の空港などにPCR検査センターを開設しており、県内では奄美空港が3カ所目。全国離島では4カ所目となる。

 検査センターは奄美空港3階に設け、スタッフ2人が常駐。1日最大234人の検査が可能で、専用ウェブサイトからの完全予約制。希望検査日の5日前から予約できる。PCR検査は2日後までに、抗原定性検査は約30分後に検査結果が分かる。

 県外在住者は有料(支払方法はキャッシュレス決済のみ)で、PCR検査が税込み2300円、抗原定性検査が同1600円。

 木下グループの担当者は「新型コロナの水際対策や不安解消のため、県外から訪れた人や地元の人たちに気軽に検査センターを利用してほしい」と話した。

 この日、センターを視察した竹田泰典龍郷町長は「感染拡大防止だけでなく、群島民や奄美を訪れる方々の安心にもつながる。大変ありがたい」と感謝の意を示した。

 PCR検査センター奄美空港店の営業時間は午前8時~午後7時。問い合わせは電話03(5908)0152コロナ検査センター。

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