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「ごーっという音、怖かった」 名瀬小湊、暗闇で海見えず  奄美市

漁船の様子を確認する住民ら=16日、鹿児島県奄美市名瀬の小湊港

 1.2メートルの潮位の上昇が観測された鹿児島県奄美市名瀬の小湊港では一夜明けた16日、海の様子や停泊している漁船を確認する住民の姿が見られた。地元の女性は「暗闇で周りが見えず、海からごーっという変な音が聞こえて怖かった」と声を震わせた。

 港のそばに住む吉田薫さん(52)は16日午前0時半ごろ、隣に住んでいる89歳の母親を車に乗せて高台に避難した。「夜中に警報が鳴ってみんな外に出てきた。真っ暗で潮位の変化も分からない。東日本大震災のことがあるので、怖いと思った」と話した。

 停泊している遊漁船を見に来た奄美市名瀬の元平正弘さん(56)は、船の無事を確認してほっとした表情を見せた。「高知で船が沈んでいたので心配した。沖に引っ張られたようで、ロープが外れて反対向きになっていた。海面が光って見えて、海の様子はまだ変だ」と指さした。

 町内会長の栄嘉弘さん(67)は「新型コロナウイルスの影響でここ2年くらい避難訓練ができていない。お年寄りが多く、3メートルの津波が来るという情報に半信半疑の人もいただろう。自分だけで判断せず、避難するべきときは避難するよう呼び掛けていきたい」と語った。

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