宇部市管理職場イクボス宣言
イクボス宣言した久保田市長をはじめとする管理職員たち(市役所で)
山口県宇部市の久保田后子市長をはじめ課長級以上の管理職133人が2日、イクボス宣言をした。部下の人材育成に重点を置き、キャリア形成、ワークライフバランスを応援し、働きやすい職場づくりを推進する。市長によるイクボス宣言は、周南市に次いで県内2番目。
宣言は「部下との対話を常に大切にし、情報共有やコミュニケーションを円滑にすることでチーム力を高めます」「古い価値観、固定観念を捨て、柔軟に変化・変革します。男性職員の育児休業取得も、当然のことと受け止めます」など4カ条。宣言したのは、上下水道局と交通局を除く管理職で、宣言書は各職場に掲示する。宣言式は市役所であり、出席者全員で宣言書を唱和。久保田市長は「一人一人が能力を発揮でき、互いに尊重し合える多様性と一体性のある職場をつくっていきたい。宣言の下、職場を点検し、変えるということを恐れないで、新たな働き方と、よりよい市民サービスにつなげていこう」と呼び掛けた。
イクボスとは、部下や同僚の育児や介護、ワークライフバランスに配慮や理解のある上司。市では今まで以上に、職場の意識改革や業務の効率化を進めていく。上司自らがワークライフバランスを実践するため、これまで育児や介護などを希望する職員が登録し、活用していたテレワークを拡充。技能労務職など一部の職種を除く勤続3年以上の正規職員に登録を義務付け、課長補佐級以上の職員に対して今年度中の試行を促す。テレワークは、情報通信手段を使い、場所や時間にとらわれずに働く労働形態。市では4月に県内で初めて制度化した。
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