冬の味覚「寒ダラ」水揚げ 八峰町の漁港に活気
タラ漁が始まり、底引き網船から次々に水揚げ(八峰町の八森漁港で)
八峰町の八森、岩館両漁港で、冬の日本海を代表するタラが水揚げされている。漁はまだ「走り」の段階だが、この時期の海の幸として消費者から人気が高く、漁業者は今後の漁の本格化と豊漁に期待している。
厳冬期に産卵のため回遊するタラは「寒ダラ」と呼ばれ、白身の淡泊な味が消費者に鍋や焼物、蒸し料理と幅広く好まれる。また、雄の白子は「ダダミ」の名で親しまれている。
タラ漁は例年、季節ハタハタ漁を終えた年明けに始まる。寒の時期に旬を迎え、県漁協北部支所管内では2月下旬まで漁が続く。
同支所管内では今季、沖合底引き網船7隻がタラを取っている。今年初めての出漁だった6日は両漁港で約200箱(1箱約10㌔)の水揚げがあった。
その後、しけで出漁できない日が続いたが、今季2回目の出漁となった10日は八森漁港では1隻で300箱余りを水揚げするなど活気にあふれた。40代男性漁師は「6日よりも多く取れて、サイズもなかなか良かった。これからが本番なのでもっと揚がってほしい」と話した。
一方、この時期はタラのほかにアンコウやズワイガニ、イカ、エビなども出荷され、豊富な魚種で漁港はにぎわいを見せている。
同支所は「しけで今月はまだ2回の出漁だが、ここ数年では上々の滑り出し。これから本格化するので、今後の水揚げに期待したい」としている。
関連記事
湯煙の中、かるた争奪戦 本宮の仙人風呂
和歌山県田辺市本宮町川湯にある河原に設けられた大露天風呂「仙人風呂」で19日、新春恒例のかるた大会が開かれた。4人一組の17チームが参加し、水しぶきを上げながら湯船に浮かんだ木製の札を取り合っ...
熱々どんがら汁と地酒に舌鼓 好天の下 鶴岡・日本海寒鱈まつり盛況
鶴岡市の「日本海寒鱈(かんだら)まつり」が19日、鶴岡銀座通り特設会場で行われた。この日はすっきりと晴れ渡る好天に恵まれ、例年以上に大勢の家族連れや観光客で会場は大混雑。用意した約5000食が飛ぶよう...
全国ドトールのBGMに十勝のバイオリニスト和光さんの楽曲
十勝を拠点に活動するバイオリニスト和光憂人さん(34)が初めて作曲した「Light of my life」(Wako&Nagao)が、全国のドトールコーヒーショップ店内のBGMに採用された。午前...
上方地区が5連覇 奄美市地区対抗駅伝 8地区の代表選手が力走
第58回成人祝賀奄美市地区対抗駅伝競走大会(奄美市、同教委、同体育協会主催)は19日、鹿児島県同市の名瀬小学校前を発着点に名瀬地区一円を周る20区間42・195キロのコースであり、上方地区が大...