酒田 タクシー会社や温泉・観光施設連携 専用車使用し無料モニターツアースタート
新型コロナウイルス感染症で利用が減った酒田市のタクシー会社、温泉・観光施設などが手を携え、アフターコロナを見据えた新たな観光ツアー商品を造成することにし9日、貸し切りの専用タクシーを使った無料のモニターツアーがスタートした。観光庁「既存観光拠点の再生・高付加価値化推進事業」を活用したもので、来月中旬までモニターツアーは実施、利用者のアンケート結果を基に利便性の高い商品造成を図る。
コロナ禍で危機的状況にある観光地域の再生に向け同庁は、観光分野の事業者と交通事業者が連携し行う交通を軸とした誘客促進や付加価値向上の取り組みを支援することで、地域の魅力・収益力の向上を図ってもらおうと推進事業を展開。今回は、松山観光タクシー(字山田)が軸となり、アイアイひらた(山楯)、舞娘(まいこ)茶屋 相馬樓(日吉町一丁目)、月のホテル(幸町一丁目)が参加し、利用客の掘り起こしに加え、アフターコロナを見据えて個人旅行客の取り込みに向けた先鞭を付けようと応募、昨年暮れに採択された。
モニターツアーは、月のホテル前を貸し切りタクシーで出発し、アイアイひらたへ。入浴や食事を楽しんだ後、酒田舞娘による演舞を鑑賞。再びタクシーで同ホテルに戻ってくる行程。9日の初便には市内在住の男女21人が参加。タクシー11台に分乗し温泉に向かい、入浴した後、小鈴姐さんが奏でる三味線の演奏に合わせ酒田舞娘の一千花さん、千鶴さんが「庄内おばこ」「酒田甚句」など5番を披露した。体験したコンテンツの評価などを問うアンケートに協力した60代女性グループは「初めて酒田舞娘を見て感動。首都圏から親類が来た際などぜひ勧めたい」と話した。

旅行商品造成に向けたモニターツアーがスタート。酒田舞娘が見送る中、タクシーに乗り込む参加者=9日午後、アイアイひらた
松山観光タクシーの池田新専務は「観光客の減少はもとより、外で飲む人が減って夜の稼働率がなかなか伸びない。タクシーの売り上げはコロナ前に比べほぼ半減」と。そして「1社では限界がある。アフターコロナを見据え、関わる人全てが連携し挑戦していくことが大事」と話した。
モニターツアーはタクシー・舞娘鑑賞・会場代込みで無料(入浴料・食事代は別途)。誰でも参加でき今月16(日)、22(土)、23(日)、29(土)、30(日)、2月6(日)、13(日)の計7日間の午後に実施する。問い合わせ、申し込みは松山観光タクシー=電0234(62)2140=へ。
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