鶴岡市の新市民歌 荘銀タクト鶴岡でお披露目

新しい鶴岡市民歌が高校生らの演奏で披露された
鶴岡市の新しい市民歌発表会が1日、市文化会館「荘銀タクト鶴岡」で開かれ、お披露目された。
市町村合併前の旧市町村ごとの市民歌や町民歌しかなかったため、同市では市合併・市制施行10周年を契機に、新しい市民歌の制作に向けて市民歌制定委員会を設置し協議をスタート。歌詞を全国から公募するなどし、制作を進めてきた。
新しい市民歌は、作詞家の保岡直樹さん(東京都在住)の歌詞を選定、作曲は東京音楽大客員教授の新実徳英さんが手掛けた。3番まで歌詞があり、豊かな自然や歴史、明るい未来などが盛り込まれている。
この日は市民約700人が参加してお披露目。榎本政規市長は「広く歌い継がれることを期待」とあいさつ。作詞、作曲者が紹介され、保岡さんは「作って終わりでなく、新しいドラマがここからスタート。歌の力で鶴岡を盛り上げていき、全国へ発信してほしい」、新実さんは「録音のために鶴岡を訪れ、人や自然などいいところだと気に入った。親しみやすく、歌いやすいことを考えた」などと歌に込めたそれぞれの思いを話した。
その後、タクト鶴岡で初となるコンサートとして、鶴岡南高吹奏楽研究会が吹奏楽演奏、市合唱連盟や鶴岡北高音楽部、鶴岡南高吹奏楽研究会、庄内農業高音楽部、鶴岡東高合唱部のメンバーが混声で演奏。穏やかなメロディーを奏でた。参加した女性(80)は「爽やかなメロディーですてきでした」と話していた。
市では市民歌のCDを学校などへ配布するほか、ホームページでも試聴できるようにする予定。
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