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北羽新報社

伝統のまとい振り勇壮に 能代市と八峰町で消防出初め式

消防団員らがまとい振りを勇壮に披露(能代市畠町で)

 能代市の能代、二ツ井両地域と八峰町で5日、新春恒例の出初め式が行われた。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大によって中止されたため、両市町では2年ぶりの実施。消防団員らがまとい振りや分列行進を堂々と披露し、消防人としての心意気を地域住民らに示すとともに、地域防災の要として住民らの安心・安全を守り抜くことを誓った。

 能代市では能代、二ツ井両地域で計315人が分列行進と観閲に臨んだ。能代地域は、全17分団の団員235人と消防車両17台が畠町通りに集結。斉藤市長や市消防団の渡辺正人団長、能代山本広域市町村圏組合消防本部の高杉誠消防長らが観閲する中、まとい振り隊・木遣(や)り隊の10人が「三三九度」や「神田振り」「能代振り」を披露。続く分列行進では、各分団員が一糸乱れぬ姿を見せ、無火災への意気込みを新たにした。
 二ツ井地域では全7分団の団員80人が、雪が強まる中でJR二ツ井駅を出発し、商店街を堂々と分列行進した。
 音楽隊の演奏が響く中、団員たちは消防人としての誇りを胸に、住民の生命と財産を守る役割と決意を新たにして行進し、羽後信用金庫二ツ井支店前で斉藤市長の観閲を受けた。沿道では住民が拍手を送り厳寒の中を行進する団員たちを激励した。
 市文化会館大ホールで行われた式典には、両地域の団員や消防署員らが出席。斉藤市長は「地域住民の生命や身体、財産を守るためあらゆる災害に対し、昼夜を問わず献身的に精励されていることに敬意と感謝を申し上げる」と団員らをねぎらい、「消防団を取り巻く環境は大変厳しく、人口減少や少子高齢化などの課題が顕在化し団員数も減少している。次世代を担う若い団員の確保に努め、分団の再編を進めながら、必要な資機材の整備を行い、情勢に対応できる環境づくりに尽力していく」と述べた。
 渡辺団長は「われわれ消防団が地域住民の安全・安心の確保のために果たす役割はますます大きくなる。自分たちの地域は自分たちで守るという郷土愛護の精神の下、地域の事情に精通した地域防災の要として今後も活動に努めるとともに、火災予防組合や婦人防火クラブ、自主防災組織との連携を図っていきたい」、高杉消防長は「新型ウイルスを過度におびえることなく、自己防衛と自己管理を徹底し、万が一災害が発生した際は住民の安心・安全を全力で守らなければならない。今後も常に万全の態勢を維持し、有事の際には地域のため力添えを」とそれぞれ訓示した。
 永年勤続表彰など各種表彰に続き、県知事表彰の有功章を受けた二ツ井第7分団の成田義広副分団長が「市民の生命および財産を火災から守るとともに、災害の被害を軽減させることが消防人に課せられた使命。受章を契機とし、市長や消防長、団長の訓示を深く肝に銘じ、団員が一層団結し職務にまい進することを誓う」と謝辞。渡辺団長の答辞に続き、出席者全員で万歳三唱を行い、地域の無火災を願った。

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