全国郷土紙連合

全国12新聞社加盟kyodoshi.com

北海道から沖縄県石垣島まで、南北に長い日本列島。今日もどこかでホットなニュースが生まれる。

雄大な景観に海から歓声 落差181メートル「九州最大」の滝  奄美市名瀬小湊

「九州最大」とされる落差181メートルの滝を船から眺めるイベント参加者=26日、鹿児島県奄美市名瀬小湊沖

 鹿児島県奄美市名瀬小湊地内の太平洋に面した断崖にあり、市が「九州最大とみられる」と発表した落差181メートルの滝を眺めるイベントが26日、小湊町内会主催で開かれた。市「地域の『元気』『魅力』づくり応援事業」の一環で、近隣集落内外から約100人が参加。切り立つ岩壁と巨大な滝を海上の船から眺め、普段の生活では見ることができない雄大な自然景観に歓声を上げた。

 小湊町内会の栄嘉弘会長(67)によると、この滝は、黒い岩を意味する「クルキチ」、昔あった近隣集落名に基づく「フーチブル」など地域、年代ごとに呼び名が異なる。古くから知られた滝だが全容は分からず、市が今年9月までに落差などを調べ、公表した。

 26日のイベントは午前と午後に計4回実施。参加者は小湊漁港から20分ほど船に乗り、約3キロ離れた海沿いの断崖にある滝近くまで移動した。午前9時出港のグループは地元の小湊小、大川小中学校の児童生徒を含め、親子ら30人余りが船に乗り込んだ。

 漁港から滝近くへ向かう船上では、栄会長が沿岸に見られる浜や岬、岩の呼び名などを紹介。目指す滝が目前に迫ると、参加者たちは「すごい」「大きい」などと歓声を上げた。スマートフォンやカメラで滝を撮影し、貴重な景観を記録する姿もあった。

 友人らと参加した中学生は「話題になるまで知らなかったけど、実物を見て、地元住民として誇らしく思う」と笑顔。姉妹で滝を眺めた小学生は「今まで見たほかの滝より大きい。海から見上げる視点も面白い」と話した。

 イベントを終え、栄会長は「天候が不安定で滝の水量も少なめだったが、みんな喜んでくれていたのでよかった」と振り返った。

関連記事

紀伊民報社

熊野本宮大社で合気道演武 植芝道場長の講習も

 和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社の旧社地「大斎原(おおゆのはら)」で20、21日、「合気道国際奉納演武」があった。  同市出身で合気道の開祖・植芝盛平のひ孫に当たる合気道本部道場...

長野日報社

原村でじっくりボードゲームを 1日1組限定のリゾート

ボードゲームに没頭するリゾート施設「GAW(ガウ)」が、5月1日に原村原山にオープンする。都内の音楽制作会社が手掛ける新事業。アナログゲームマスターのあだちちひろさんが依頼者の思いに沿った最...

帯広信用金庫の防犯講座人気 詐欺事例、寸劇交え

 十勝管内でも特殊詐欺事件が相次ぐ中、帯広信用金庫(高橋常夫理事長)は、被害防止のための出前講座を続けている。具体的手口を寸劇を交えるなどして分かりやすく紹介、社会貢献事業として無料で行ってお...

荘内日報社

外国人観光客とおもてなし交流 酒田港 泉小児童 日本の遊び紹介

 外航クルーズ船「ウエステルダム」(オランダ船籍、8万2862総トン)の酒田港寄港に合わせ22日、酒田市の泉小学校の4年生42人が同港古湊埠頭(ふとう)に降り立った外国人観光客らに日本の遊びを紹介するなど交...

加盟新聞社

カテゴリー一覧

アーカイブ一覧

アクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス

関連リンク