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紀伊民報社

木熟ミカンの収穫始まる

「木熟みかん」を一つずつ丁寧に収穫する農家(和歌山県上富田町岡で)

 田辺・西牟婁で栽培されている早生温州ミカンのJA紀南のブランド「木熟みかん」の収穫が始まった。実を木にならしたまま熟度を高めるのが特徴で、早生温州ミカンのうち一定の糖度以上を木熟みかんとして出荷している。JAによると、夏に好天が続き、秋以降も雨が少なく、糖度も上がって品質は良いという。農家には「今年の出来具合は最高」という声もある。収穫は来年2月末ごろまで続く。

 糖度が高いものから「木熟201」「極天」「天」、それ以外は通常の木熟ミカンとして、ランク分けして販売している。
 JAでは総合選果場(和歌山県田辺市下三栖)で光センサー選果機によって傷や腐敗などを判別し、品質や大きさ別に箱詰めして出荷する。人の目でも品質を確認し、高品質なミカンの出荷に努めている。
 主に東北、関東、京阪神市場に出荷するほか、地元スーパーなどでも販売している。
 本格的な市場出荷は11月30日から始まった。糖度の高いミカンができていることから、今季の販売計画数量は昨季比120%の1600トンとし、市場価格は通常の木熟みかんで1キロ当たり280円、「天」で1キロ当たり500円を目標にしている。
 和歌山県上富田町岡、同JAみかん部会長の前田泰輔さん(49)は約1・5ヘクタールで木熟ミカンを栽培しており、11月末から収穫を始めた。12月末か来年1月上旬ごろまで続く見込み。
 園地になっている実を食べて味が出荷できる良い状態に仕上がっているか確認した上で、収穫しているという。
 前田さんは「今年は8月に一時、雨が多かったので心配したが、秋以降は晴天が続き、糖度が高まり、どの園地の実を食べてもおいしい。品質には自信を持っているが、あとは新型コロナが消費にどう影響するか心配している。近年では最高の出来なので、ぜひ、皆さんに食べていただきたい」と話す。

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