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ヒグマ目撃相次ぐ 冬眠前、餌求め活発化

地元猟友会が発見した約50メートルわたり畑に残ったヒグマの足跡=今月1日、苫小牧市植苗(同市提供)

 苫小牧市内では9月以降、市民らによるヒグマの目撃や痕跡の確認が相次いでいる。市への情報提供は昨年、同月から11月末までに9件だったが、今年は6日時点で13件に上っている。この時期はヒグマが冬眠前に餌を探して活発に動き回るが道によると今秋、苫小牧近郊の森では餌となる木の実の生育は芳しくない。このため、市街地や農地への出没が例年よりも増える可能性があり、市や道は注意を呼び掛けている。

 市によると、2017年のヒグマに関する情報提供は23件(6日現在)。現時点で昨年(1~12月)の28件を下回っているが秋口以降、急増している。人畜が襲われる被害は出ていない。

 ヒグマは冬眠明けの春と冬眠を控えた秋に動きが活発化。春は支笏湖方面や静川など郊外での目撃例が多かったが、9月以降はデントコーン畑の食痕(美沢)、国道を横断するヒグマと車2台の接触事故(同)、新興住宅地が広がるウトナイ北の国道36号を横断するヒグマ3頭との遭遇など、人の生活圏での目撃が増えている。

 今月も植苗で約50メートルにわたって畑内を歩いた足跡が確認されたほか、美沢では民家近くで体長1・5メートルのヒグマが確認された。

 道が9月に実施したヒグマの秋の餌となる木の実の生育状況調査で、苫小牧の観測地点では「並」から「不作」という結果だった。北大苫小牧研究林とウトナイ湖周辺の林の2カ所でヤマブドウは並作で、サルナシとミズナラは不作だったという。

 調査結果から道生物多様性保全課は「餌を求めて山から人里に出没する可能性は高い」と指摘。「万が一、遭遇してしまったらゆっくりと慌てずに、後ずさりしながらその場を離れてほしい。走って逃げようとするなど、ヒグマを刺激しないでほしい」と注意喚起している。

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