仲間崎の波打ち際の軽石＝29日

　【西表】仲間崎や古見の浦など東部地域の海岸線の波打ち際で29日、漂着と思われる軽石の帯が確認された。大原の旧桟橋には細かな軽石がわずかに吹きだまり、Ｉ.Ｄ.Ｐ（西表島ドローンプロジェクト）の横目英寿会長が仲間川河口付近を空撮調査したが、現時点で目立った浮遊軽石は確認されなかった。

仲間川で浮遊する軽石＝29日（光森康祐さん提供）

　Ｉ.Ｄ.Ｐメンバーでガイドの光森康祐さんは仲間川河口から上流2㌔地点でカヌーから軽石を発見したが、わずかな量だったため他のカヌーガイドは気づかなかったと言う。カヌーおよび仲間川遊覧ボートの運航に支障はない。

　島への漂着はまだわずかと見られるが、西表石垣間の航路で軽石が確認されたと聞いた住民は生活に直結する船便の欠航を心配している。（山城まゆみ東部通信員）