特産かりんのシロップ漬け 出荷に向け手際よく作業 長野県諏訪市の原田商店

人気のかりんシロップ漬けの製造が始まった原田商店
食品製造販売の原田商店(諏訪市湖南、原田俊社長)は、同市の諏訪湖ヨットハーバー近くの「かりん並木」で収穫された地元特産のかりん(マルメロ)を使う「かりんシロップ漬け」の製造を始めた。12月1日から出荷を始め、初旬ごろから店頭に並ぶ予定。果実の甘酸っぱい風味が楽しめる。
同社はかりん並木と上伊那地方から仕入れたマルメロを原料に毎年この時期に同商品を製造している。今年は約4トンを仕入れ、このうち2トンほどをシロップ漬けにする。種を取り、実を薄切りにして1週間ほどシロップに漬けた後、瓶に詰め、シロップを浸し、ふたを閉めて殺菌処理する。29日は漬け込んだかりんを瓶詰めした。今年は収穫量こそ少なかったが、作柄は良いという。同商品はかりんエキスが喉に良いと人気で土産物店や食品スーパーの「Aコープ」などで販売されるほか、同社でも工場直販する。
工場では作業員たちが作業を分担しながら手際よく瓶詰めを進めていた。シロップ漬けの作業が始まると、冬の訪れを感じるという原田社長(29)は「県内産の素材にこだわり、品質の良い物を作り続けてきた。毎年この時期になると、シロップ漬けの注文も増えてくる。多くの皆さんに届けたい」と話していた。
販売価格は410グラム入りが1080円、140グラム入りが540円(ともに税込み)。問い合わせは同社(電話0266・58・2525)へ。
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