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紀伊民報社

仏手柑収穫シーズン

仏手柑の収穫を始めた農家(27日、和歌山県田辺市中万呂で)

 和歌山県田辺市内で、正月飾りや生け花などに使われる希少なかんきつ類、仏手柑(ぶっしゅかん)の収穫が始まった。
 インド原産。形が仏の手のように見えることから、この名前が付いたといわれる。果肉はほとんどなく、生食には向かないが、砂糖漬けやジャムにして食べる人もいる。
 同市中万呂の農業、大谷吉史さん(39)は27日から収穫を始めた。以前、多い時には30本ほどの木があったが、老木が出てきたために更新しており、今年収穫できるのは10本ほど。木が弱く、とげが多いなど、栽培には手間がかかるという。収穫した実は葉付きで出荷しており、農協に出したり、個人販売したりしている。
 大谷さんは「今年は夏の雨続きで病気が出たり、秋には雨が少なく、肥大が思ったように伸びなかったり、出来は良くなかった」と話した。収穫は年末までで、500~600個の収穫を見込んでいる。

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