仏手柑収穫シーズン

仏手柑の収穫を始めた農家(27日、和歌山県田辺市中万呂で)
和歌山県田辺市内で、正月飾りや生け花などに使われる希少なかんきつ類、仏手柑(ぶっしゅかん)の収穫が始まった。
インド原産。形が仏の手のように見えることから、この名前が付いたといわれる。果肉はほとんどなく、生食には向かないが、砂糖漬けやジャムにして食べる人もいる。
同市中万呂の農業、大谷吉史さん(39)は27日から収穫を始めた。以前、多い時には30本ほどの木があったが、老木が出てきたために更新しており、今年収穫できるのは10本ほど。木が弱く、とげが多いなど、栽培には手間がかかるという。収穫した実は葉付きで出荷しており、農協に出したり、個人販売したりしている。
大谷さんは「今年は夏の雨続きで病気が出たり、秋には雨が少なく、肥大が思ったように伸びなかったり、出来は良くなかった」と話した。収穫は年末までで、500~600個の収穫を見込んでいる。
関連記事
日本酒飲んで復興後押し 酔仙酒造・陸前高田市を応援する会 苫小牧
東日本大震災で津波被害を受けた岩手県陸前高田市と同市の酒造会社・酔仙酒造を支援する「酔仙酒造・陸前高田市を応援する会」(岡部喜代司、加藤孝治共同代表)が21日、苫小牧市住吉町のアールベルアンジェ...
500人大合唱、団員募る 帯広三条高が秋の110周年式典向け
帯広三条高校の110周年記念協賛会(松本健春会長)は、記念式典(10月18日・帯広市民文化ホール)で同窓生ら総勢500人による大合唱を披露する音楽会を開く。7月頃まで記念合唱団員を募集している。 ...
理大生が国連シンポジウムで大役 日本の薬乱防止活動を発信【山陽小野田】
山口東京理科大薬学部6年の田苗悠華里さんと梶本莉世さんが今春、オーストリアのウィーンで開かれた第68回国連麻薬委員会(CND)のシンポジウムに参加し、日本の薬学生の立場で薬物乱用防止活動の重...
雪解け水で心身清め 出羽三山神社神職養成所 男女2人「入所禊」
出羽三山神社神職養成所(所長・阿部良一出羽三山神社宮司)の入所禊(みそぎ)が21日朝、羽黒山中を流れる祓(はらい)川で行われた。男女2人の入所生が冷たい川に入り心身を清めた。 2人は金澤厚成さん...