中心部のにぎわい創出 「出会い横丁」30日オープン ラーメン、空揚げなど4店出店
苫小牧市北栄町の食肉加工販売、プロスミート北海道(伊藤史博代表)は30日、市内表町2の市道駅前本通沿いに「苫小牧出会い横丁」をオープンする。同社が所有するビル1階の約260平方メートルに4店が出店し、座席数は約70席。ラーメンや油そば、空揚げ、ガパオライスなど各店が提供するメニューを注文できる。低額の出資で飲食店を始めたい事業者を募集しながら、市中心部のにぎわい創出を目指す。
30日にオープンする「苫小牧出会い横丁」
同社によると、昨年から駅前本通の活性化を検討していた。取引先の飲食店から「屋台村をやりたい」という声を聞き、空きビル(鉄筋コンクリート造3階建て)の活用を決め、カウンターや水道設備を新たに設置した。
メニューの価格は空揚げ定食650円など。昼と夜でメニューを変える店舗もある。営業時間は昼が午前10時~午後2時。夜が午後6時から翌日午前2時(店舗によって異なる)。定休日は日曜日。
新型コロナウイルス対策として入り口に消毒液を設置し、建物内で光触媒コーティングを施すなど感染防止を強化した。
2022年以降、ビルの2階と3階もオープンさせる考えで、空いているスペース(1階1店舗、2階5店舗、3階5店舗)のテナントを募集している。
飲食店を開業する場合、多額の資金が必要だが、伊藤代表は「初期投資を低く抑えるようにした。飲食店をやりたい人を応援したい」と話す。今後について「中心部に飲食店を増やし、駅前のにぎわいを取り戻したい」と意気込んだ。
テナント出店の問い合わせは同社 電話0144(56)5729。
関連記事
はしご車を共同運用 28年春から、田辺、白浜の消防本部
和歌山県の田辺・西牟婁の1市3町を管轄する田辺市と白浜町の両消防本部は2028年4月から、出動機会が少ないはしご車を共同運用する。それぞれが所有するはしご車を1台に集約し、経費負担の削減や相互...
患者情報を多職種で共有 十勝医師会がネットワーク 300施設参加
十勝医師会(大庭滋理会長)は、管内の医療機関や介護施設が共通のICT(情報通信技術)ツールを使い患者情報を共有する「十勝医療介護情報共有ネットワーク」(愛称・とかち月あかりネットワーク)の取り組...
オリジナル日本酒「燦樹2025」発売 「出羽燦々」原料の純米大吟醸 3種計1800本..
山形大学は23日、オリジナルの日本酒「燦樹(きらめき)2025」を発売した。 燦樹は、鶴岡市の山形大学農学部・高坂農場で栽培した酒米「出羽燦々(でわさんさん)」を原料にした純米大吟醸。2007年から山...
大谷HDが農業に新規参入 厚東広瀬の「ビバファーム」でトマト栽培【宇部】
建設業や不動産業、介護福祉事業を展開する大谷ホールディングス(大谷英治社長、宇部市助田町)が、厚東広瀬に情報通信技術(ICT)を活用した太陽光利用型植物工場「ビバファーム」を立ち上げ、トマト...