設置作業を進める市職員ら（ＡＮＡクラウンプラザホテル宇部で）

　第３４期竜王戦７番勝負第４局宇部対局が行われたＡＮＡクラウンプラザホテル宇部で、記念パネル展が開かれている。初手や大盤解説会の様子をＢ１サイズのパネルで紹介している他、藤井聡太新竜王と豊島将之九段（対局時は竜王）の揮毫（きごう）入り色紙や等身大パネルを１１点並べている。１２月２７日まで。 　 　市制施行１００周年記念事業として開催され宇部で決着がついた同対局を、もう一度振り返り周知につながればと、同対局実行委員会（委員長・篠﨑圭二市長）が企画した。 　 　対局者２人が岬小を訪問した今月１１日から、藤井新竜王誕生記者会見があった１４日までをまとめた。初手の瞬間、多くの将棋ファンらが詰め掛けた大盤解説会、１日目の終了直前に書かれた「封じ手」の写真などが楽しめる。篠﨑市長が、両対局者に１０食分をプレゼントし、藤井新竜王が１２日の夕食に注文したことで話題となった、ご当地ラーメン「宇部ラーメン」にも触れている。 　 　市文化・スポーツ振興課の新原英宜副課長は「２日間の感動や興奮を、展示を通して思い出してもらいたい」と話した。