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龍馬愛刀の押形が存在 室蘭の瑞泉鍛刀所に保管 白老元陣屋資料館特別展行事で公開

幕末の志士坂本龍馬(1836~67年)の愛刀「吉行」の押形(おしがた)が日本製鋼所瑞泉鍛刀所(室蘭市)にあることが分かり、白老町で開かれた仙台藩白老元陣屋資料館の特別展関連行事で存在が明らかにされた。「吉行」は龍馬が京都で暗殺された時に所持していた。瑞泉鍛刀所4代当主・堀井胤匡(たねただ)さん(67)によると、大正期に作られた押形を公開したのは初めてという。

龍馬の刀を写し取ったとされる押形。「坂本龍馬氏遺物 吉行 焼身」と記されている

 江戸時代の刀工・陸奥守吉行(むつのかみよしゆき)が作った「吉行」は、龍馬が1867(慶応3)年、京都の近江屋で刺客に襲撃された際、応戦に使った刀。さやを付けたまま相手の刀を受け止めたものの、頭部を切られて絶命した。

 龍馬の最期を共にした刀は、北海道へ移住した子孫の手に渡ったが、1913(大正2)年の釧路大火で被災し変形した。釧路や札幌で事業を営んだ坂本家7代当主・弥太郎氏が、火事で焼けた刀を修復するため、24(大正13)年に札幌刀剣会の関係者に相談。その際、日本刀を製作する瑞泉鍛刀所の初代当主を務めた堀井俊秀氏が和紙に刀の一部を写し取る押形を制作し、「坂本龍馬氏遺物 吉行 焼身」と書き記して記録に残した。

 97年前に作られた押形は瑞泉鍛刀所にひっそりと保管されていたが、同資料館の特別展「第10回刀剣展・堀井一門展」の開催に当たり、資料を調べていた胤匡さんが存在を確認。今月13日に白老町コミュニティセンターで開かれた特別展関連行事で講演した北海道龍馬会事務局長・小宮山一夫さん(72)=札幌市=がスライド写真で押形を公開した。講演会には胤匡さんも同席した。

 刀は修復された後、弥太郎氏が1931(昭和6)年に京都国立博物館に寄贈した。しかし、修復で「吉行」の刀身の特徴を失っていたため、本物の龍馬の刀かどうか懐疑的な見方もあった。そうした中、同館が2015(平成27)年に文化財用のデジタル画像データ機器を使って刃を調べたところ、過去の言説の通り、火災で変形した後に研ぎ直されたことが分かり、龍馬の「吉行」と判断した。

 小宮山さんは「瑞泉鍛刀所で見つかった刀の押形と文字は、吉行が火災に遭ったことを裏付けている」とし、「京都国立博物館所蔵の吉行が真作であることを改めて示す重要な証拠だ」と話す。暗殺された際の血が付着した掛け軸、家族への手紙など龍馬の遺品の数々が国の重要文化財に指定されている中で、胤匡さんは「祖父俊秀が残した押形が吉行の文化財指定を後押しすれば」と期待する。

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