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「墓参り、清掃、釣り…できない」 住民の困り事、笠利さばくり隊がお助け  奄美市笠利町

墓参り支援をする笠利さばくり隊のメンバーら=13日、鹿児島県奄美市笠利町

 鹿児島県奄美市笠利町で、住民の困り事をボランティアで解決する「笠利さばくり隊」の活動が始まった。13日、最初の活動があり、笠利診療所のスタッフら13人が、高齢者宅の清掃作業や墓参りをサポートした。

 さばくり隊は、同町に住む人の普段の困り事をみんなで解決しようと、同診療所のスタッフらが今年4月に立ち上げた。毎月1回メンバーが集まり、手助けが必要な人の情報共有や支援内容を計画。3~4カ月に1回の頻度でボランティア活動を実施する予定。

 13日のボランティアに参加したメンバーらは、同町笠利と用の高齢者宅で清掃作業を行った。家主の90代夫婦は「年で体を動かすのが大変。おかげさまで気持ちよく過ごせる」と感謝した。

 同町赤木名と辺留では、高齢者の墓参りもサポート。5年ぶりに家族の墓を訪れたという中村誠寿さん(85)は、車いすからボランティア活動を見守り「自分だけでは来ることができなかったので、よかった」と涙を流して喜んだ。

 隊長の橋口真征さん(41)は「地域のためになることなら高齢者支援に限らず何でも行う。地域貢献で笠利を元気にしたい」と話し「今後は事業所を問わず、さまざまな人が参加し困っている人たちを一緒に助ける活動ができれば」と目標を語った。

 笠利さばくり隊は、困っている人の情報やボランティア活動の参加希望などを受け付けている。支援内容は、高齢者が自力で行うのが困難な作業や釣りなどの楽しみをサポートする活動、地域の海岸清掃など多岐にわたる。活動範囲は笠利町限定。

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