おいしいもの味わって 「いもの日」甘しょ産地協議会PR 焼き芋や「イムゲー」配布
「いもの日」PRイベントで沖夢紫の焼き芋とイムゲーを受け取る市民ら=16日午前、石垣市役所市民広場
11月16日の「いいいも」の語呂に合わせた「いもの日」PRイベント(石垣市甘しょ産地協議会主催)が同日午前、石垣市役所1階市民広場で行われ、石垣島産沖夢紫の焼き芋と県産甘しょと黒糖を使用した蒸留酒「イムゲー」を市民へ無償配布した。
消費拡大や生産者の意欲高揚などを目的に県内各地で毎年開催しているもの。今回は冷凍の焼き芋約1000パック、イムゲー660本が配布された。
午前10時の配布開始時間には多くの市民が集まり、行列ができるほどの好評ぶり。SNSを見て来庁した高江洲沙紀さん(35)は「娘たちが大好きなので家に帰って皆で食べたい。イムゲーもまだ飲んだことがない。どんな味か楽しみ」と心待ちな様子。
日頃から紅芋を買っているという新里奈々さん(29)は「お芋をおいしくいただけるいい機会。子どもたちも好きなのでありがたい」と感謝、息子の優琉君(4)は「お芋大好き。早く食べたい」と照れ笑いを見せた。
石垣甘しょ生産組合の石垣英邦組合長は「県外の菓子製造業者などから石垣島の沖夢紫は特においしいと評価をいただいている。コロナにより生産量が落ち込んでいるがピンチをチャンスに。今後もいい芋を作って市民、県民に届けていきたい」と意欲。
イムゲーを製造する清福酒造㈲の漢那憲隆代表取締役社長は「お酒はかなり多くの原料を使う。皆が地元のお酒を飲んでくれると農家にとっても大きなプラスになる。いもの日を機に、知って親しんでもらいたい」とPRした。
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