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北羽新報社

のしろまち灯り 優しい光が心癒やす

能代市民手作りの灯りが中心市街地に展示された(同市上町で)

 第22回のしろまち灯(あか)りは13日夜、能代市の畠町大通り周辺で開かれた。市民が心を込めて作った約800個の灯りを、各個店や畠町新拠点など23カ所に配置。温(ぬく)もりのあるきれいな灯りが街なかに広がり、能代の夜を彩った。また、動物の影絵を探すウオークラリーやグルメの販売なども行われ、多くの来場者を楽しませた。

 灯りは、秋田杉の間伐材や使用済みのろうそくを活用した定番「スギ灯り」や秋田杉の「傘杉」、包装紙の端材の「つるし灯り」、小割材の「小割灯り」、移動用住居のような「木都ティピー灯り」、過去の能代七夕・天空の不夜城で使われた和紙の「不夜城ランプシェード」、間伐した竹を使った「竹灯り」、牛乳パックで作る大仙市の「夢灯り」など約10種800個ほどを用意。多くの市民や障害者、子どもたち、木材関係の事業所が灯り作りに携わり、リサイクルや余剰品の有効活用を通じ環境への配慮と木都らしさを感じさせた。
 畠町大通りの飲食店や衣料品店、書店、市中央公民館・能代図書館など23カ所に灯りを設置し、午後5時に点灯した。家族連れなどが次々と足を運び、5カ所の拠点で配布された「つるし灯り」を持ちながら街を散策。各会場の灯りを穏やかな表情で見詰めたり、盛んに写真を撮ったりして楽しんだ。
 初企画の「影絵ウオークラリー」は、各会場に隠されている「動物影絵灯り」を探す内容で、子どもたちが「あった!」と笑顔を浮かべて挑戦。チラシに動物名を書き込んで本部(上町の平山はかり店)で答え合わせし、クリアした人には先着で菓子の詰め合わせを贈った。
 ほしのしろ(元町)ではワークショップ「宇宙の香りのキャンドルづくり」とキャンドルヨガを実施し、来場者がリラックスした表情で体験。このほか、各店でだまこ鍋やうどん、味噌(みそ)付けたんぽ、野菜、焼き芋、鶴形そばなどを販売し、寒さが増す夜の街で来場者の心と体を温めた。
 まち灯りは中心市街地のにぎわい創出につなげようと「木」と「環境」にこだわって平成19年から開催。近年は市役所さくら庭周辺で冬に開いたが、今年度は悪天候のリスクを踏まえて前倒しし、会場は密集を避けながらまち歩きを楽しんでもらうため畠町大通り周辺とした。商店主や住民グループなど約20人でつくる実行委員会(能登祐子実行委員長)の主催。昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止した。

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