球児躍動、島も沸騰 奄美市で3回目のPV
9回裏、大島の攻撃に盛り上がる市民ら=12日、鹿児島県奄美市名瀬
鹿児島県奄美市名瀬のAiAiひろばで12日、大島高校野球部が出場した九州地区高校野球大会決勝戦のパブリック・ビューイング(PV)があり、市民や野球ファンらがかたずを飲んで見守った。最後まで諦めない選手たちの姿に会場は盛り上がり、終了後も健闘をたたえる声や甲子園出場を期待する声が聞かれた。
今大会のPVは3回目。大島球児の快進撃に島が沸き立つ中、この日も多くの来場が予想されたため、屋内外の2カ所にモニターを設置した。
最も盛り上がったのは九回裏、大島の反撃の場面。押され気味の試合展開から驚異の粘りで猛攻撃が始まると、会場も息を吹き返したように雰囲気が一変した。
市民らは手拍子を合わせてエールを送り、「絶対諦めるな」「もう1本ホームラン」の声も。ヒットが出るたび、点が入るたびに何度も沸いた。
同市名瀬の日置幸男さん(83)は「九回は力強さが戻り、応援に来たかいがあった。甲子園が決まったらまず1勝を目指してほしい。キバレ大高」と笑顔で話した。
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