反撃熱狂「これぞ大高」 ライブ観戦で全校応援 3年受験生も積極参加 九州高校野球決勝

九州高校野球決勝・九国大付戦の9回、大島が見せた粘りの猛反撃に沸く生徒たち=12日、鹿児島県奄美市名瀬の大島高校
大島高校野球部が九州地区高校野球大会の決勝、九州国際大付属(福岡)戦に臨んだ12日、鹿児島県奄美市名瀬の同校で全校応援が行われた。1、2年生ら約450人が体育館でライブ配信を通じて観戦。受験を控える3年生も別室で積極的に参加した。生徒らは試合終盤、劣勢の大島が見せた粘りの猛反撃に「これぞ大高」と熱狂。堂々の九州地区準優勝を果たしたナインに拍手を送り、健闘をたたえた。
序盤、大島は満塁弾を含む連続被安打で大量失点。最大11点のリードを許す展開に、生徒らは落胆の表情を浮かべた。それでも〝粘りの大島〟を信じ、安打1本、アウト一つに拍手で激励。九回、大島が一挙5点を返す猛攻を見せると、会場も大きく沸いた。
就職、進学試験を控える3年生は希望者のみ参加。試合開始直後の約130人から五回途中で150人余り、試合終了直前には200人近くまで増えた。今夏引退した野球部員たちは、現役時代のユニホームに鉢巻きやうちわを携え、全力でエールを送った。
野球部前主将の3年、安田秀太郎さん(18)は「強豪相手に苦しみながらも諦めず、大島らしい粘りを見せてくれた」と後輩を称賛。「全員野球で勝ち上がり、決勝も二回を除けば接戦。力の差は感じなかった。さらなる高みを目指してほしい」と期待を込めた。
野球部3年の竪山拓真さん(18)はスポーツ少年団時代から武田主将と同じチームで、今夏も2人で二遊間を守った。「(武田は)昔から先頭に立つ存在。常に前を向き、折れない心が本人の活躍とチームの準優勝につながったと思う。最高のキャプテン」と語った。
今大会県予選から続いた野球部の奮闘、躍進に勇気をもらったという声も。来春進学する3年の徳永紗良さん(17)は「将来の夢を実現するため自分も頑張ろうと思った」、前田千夏さん(18)は「良い思い出になった。大高を誇りに思う」と笑顔を見せた。
永迫昌毅教頭は「最終九回の粘りは本当にうれしかった。野球部はしっかり休み、引き続き文武両道に励んでほしい」と話した。
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