日本コンペティション提出作品の鑑賞を終え、観客賞投票用紙に記入する人たち

　第4回新千歳空港国際アニメーション映画祭2017(同実行委員会主催)第2日は3日、新千歳空港国内線ターミナルビル4階の映画館「ソラシネマちとせ」で世界中から寄せられた短編アニメーション作品を上映した。作家の感性と技術が凝縮した映像に、鑑賞する人たちが真剣なまなざしを向けた。 　メインのインターナショナルコンペティションでは、ノミネートされた44作品を複数に分け1回につき10本ほど上映。日本コンペティションとミュージックアニメーションコンペティションではノミネート13作品を一度に公開した。 　粘土人形やコンピューターグラフィックスを駆使した作品が目立ち、静止画を効果的に交えたものや無音映画、実験的な作品もあった。一般入場者は各部門で設けられている「観客賞」の投票用紙を記入しながら、「素晴らしい映像」「音響も綺麗だった」などと話していた。 　「KUBO／クボ―二本の弦の秘密」などの招待作品には上映前から長蛇の列。同ビル2階のセンタープラザでは参加無料のアニメ声優アフレコ体験や、バーチャルリアリティー体験などを催しており、親子連れでにぎわっていた。 　アニメーション映画祭は5日まで。最終日はコメディーの「ナードランド」(午前10時5分)、実写とアニメーションを組み合わせた青春物語「サリーを救え!」(午前11時55分)、フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!!onICE」(午後2時半)などの招待作品上映。北海道のクリエーターによる短編映像を公開する「北海道現代アニメーション総進撃!2017」(午後2時40分から)も行われる。 　表彰式は午後5時45分から。同7時45分から入賞作品も上映する。