
「紀の国トレイナート号」の車内で、平安衣装を着た田辺市職員からミカンの振る舞いを受ける子ども(6日、JR紀伊田辺駅で)
和歌山県の南部を走るJR紀勢線をアートで彩る「紀の国トレイナート2021」(実行委員会主催)のイベントの一つ、臨時列車「紀の国トレイナート号」の運行が6日、御坊駅から新宮駅までであった。2014年から続いてきたトレイナートは、今回で幕を閉じる予定。乗客らは沿線に設けられたアート作品を鑑賞しながら、最後の運行を楽しんだ。
昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、トレイナート号も2年ぶりの運行。車内には「写真甲子園」常連校である神島高校写真部の作品が飾られた。
紀伊田辺駅には午前10時半すぎに到着し、約30分間停車。平安衣装を着た田辺市職員らが出迎え、ミカンを振る舞った。
乗客には「トレイナート」「ありがとう」「さようなら」などの言葉が印刷された風船が配られ、ホームや駅周辺は記念撮影する親子連れらでにぎわった。
ラストランを見届けた廣本直子実行委員長は「駅に人があふれる光景を再び見ることができて感動している。JRとアーティスト、地域の方々、お客さんと、みんながそろってこその企画。今後も何らかの形でつなげていきたい」と話した。
紀の国トレイナートの開催期間は21日まで。
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